僕はヒーローになれないけど
――あなたの人生を変えることはできないし、あなたが登ろうとしている高い山を歩くための靴にもなれない。でも、その靴を買いにいこうと思うきっかけくらいにはなれる。
人生は物語。
どうも横山黎です。
今回は「僕はヒーローになれないけど」というテーマで話していこうと思います。
📚1年前の記憶
昨日のことです。僕が投稿した記事に、以下のようなコメントが届きました。
以前からフォローしていただいているかこさんという方からコメントをいただきました。コメントをくださること自体にまず喜びを覚えるわけですが、その内容に僕は心を動かされました。
「夜明けのうた」というのは、僕の最新作のうた集です。歌詞のような、詩のような、うた。中学時代から400以上の作品をつくってきた僕が自ら20作品選んで収録しました。
個人的に眠る前に1つの作品をじっくり読むという読み方がしっくり来ています。眠る前のあなたに小さな革命を起こしたい。読んでくれたあなたにステキな夜明けが来てほしい。そんな願いを込めてつくりました。
昨日も「夜明けのうた」についての記事を投稿したのですが、そこにかこさんが反応してくれたのです。
かこさんの仰るように、僕は一時期、noteで詩を投稿していたんです。確認してみると、ちょうど1年くらい前のことでした。そうかあれは1年前のことなのかと時の流れの速さに驚くのと同時に、その頃から見守ってくれているかこさんのような人が存在していることにありがたさと尊さを感じたんです。
📚僕はヒーローになれないけど
気が付けば僕も大学4年生で、一人前になれずにふらふらと生きています。見たい未来があるならそこに心の針を向けて、どうにか片付くと楽観視して周りの仕事を置き去りに、僕は日々を過ごしてきました。
もちろん周りの大学生がやっていないことをやっているから、僕の活動やモチベーションに対して「すごいね」と称されることはあるけれど、僕はまだ何者でもないし、誰かを助けているわけじゃない。
僕のやっていることが社会的に価値のあることならもう少し胸を張れるけど、僕のやっていることが成功したとして一番喜ぶのは僕自身。自分の自分による自分のための活動を繰り返してばかりきました。
悪いことをしているわけじゃないから糾弾されることはないけれど、それでも誰かの役に立っているとは言い難い。今の僕はヒーローではないんです。というより、これからどう生きていくにしろ、僕はヒーローになれないと思うんです。
ただ、昨日の出来事、かこさんからコメントをもらったように、どこかで誰かの心を動かすことはできている。大きな成果を残すことは叶わないけど、波紋のような小さな動きを、あなたの心に起こすことはできる。
そんなことを考えました。
📚少しだけ君の心震わせるんだ
「大きなお金を生む」とか「命を救う」とか「上質なサービスを提供する」とか、求められる社会的な価値を生むことはまだ難しいけれど、少しだけ僕は文章が書ける。少しだけ物語を作れる。少しだけ、あなたの心を震わせることができる。
あなたの人生を変えることはできないし、あなたが登ろうとしている高い山を歩くための靴にもなれない。でも、その靴を買いにいこうと思うきっかけくらいにはなれる。それが僕のいう小さな革命で、自分の物語を通して追求していくものはそれなのかななんて、最近はぼんやり考えています。
うた集「夜明けのうた」にはたくさんのメッセージが込められています。何かひとつでもいい。新しい自分が夜明ける瞬間をつくれたなら、僕も、うたたちも、幸いです。最後まで読んで下さり、ありがとうございました。
20230407 横山黎