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「これ無理」シリーズ代謝編 その3 肝臓とアンパンマンについて
今回は、グルコースをカラダに溜めておくためのグリコーゲンについて。
前回のおさらい
細胞のエネルギー源になるブドウ糖(グルコース)。
しかし、グルコースとしては多く蓄えれません。
そのため、グリコーゲンとしてカラダに蓄えておくということを書きました。
グリコーゲンの蓄えは「肝臓」と「筋肉」だけ
脂肪は「内臓脂肪」、「皮下脂肪」とあらゆるところに溜めておけます。
糖であるグリコーゲンはどうでしょう。
なんと!
グリコーゲンは肝臓と筋肉にしか溜めておけません。
肝臓は「アンパンマン!!」
肝臓は糖をグリコーゲンとして貯蔵してくれています。
さらに、全身が低血糖状態の時、助けてくれます。
「おれの糖を食え!」
と、言わんばかりに。
つまり、肝臓は困った人のために自らの糖を分け与えてくれるのです。
まさに、うちのこが大好きなアンパンマンですね。
かっこいいー。
肝臓、大事にしましょう。
ちなみに、脂肪肝や肝炎になると大変です。
糖を蓄える能力が落ちて、訳わからん時に糖を全身にぶちまけます💦
筋肉はちょっと自己中?
一方で、筋肉はどうでしょう。
肝臓と同じく、グルコーゲンとして糖を蓄えてくれる点では同じです。
しかし、肝臓との違いは、蓄えた糖を自分自身、つまり筋肉の活動にしか使わないところです。
つまり、「糖の貯蔵はするけど、使うのは筋肉だけだよ」ということです。
困ったときにみんなに糖を分け与えてくれる肝臓に比べると、少し自己中な感じがしますよね。
ただ、これもあとで重要になってくるので覚えておいてください。
まとめ
・細胞のエネルギー源の糖は、カラダに多くは溜めておけない。
・糖をグリコーゲンとして蓄えれるのは「肝臓」と「筋肉」だけ。
・糖の分け与えで言えば、肝臓はアンパンマン、筋肉は自己中かも!?
次回こそは、運動と糖の関係についてお話しする予定です。