〇〇姿勢で頭痛になるって知ってますか?
「なんだか最近、頭が重い…」「デスクワークが続くと、ズキズキ痛む…」そんな頭痛、もしかすると“姿勢”が原因かもしれません。現代の生活では、長時間のスマホ操作やデスクワークで姿勢が崩れることが多く、肩や首に負担がかかって頭痛を引き起こしてしまうことが少なくありません。今回は、頭痛と姿勢の関係をわかりやすくお伝えします!
1. 姿勢が頭痛の原因になる理由
頭部前方位って知っていますか?
まず注目したいのが、「頭部前方位」という姿勢です。スマホやパソコンに集中していると、気づかないうちに頭が前に突き出たような姿勢になっていませんか?頭って意外と重くて、平均して約5kgもあります。この5kgが首から肩にかけて支えられているわけですが、頭が少しでも前に出るとその重さは倍増します。
例えば、頭が5cm前に出ると、首や肩にかかる負担は約15kgに増加するとも言われています。これは、小学生がランドセルを首にぶら下げているようなもの!こうなると、首や肩の筋肉が緊張しっぱなしになって、頭痛の原因になるんです。
猫背も大きな要因に
次に多いのが「猫背」です。肩が前に丸まり、背中が少し曲がった姿勢のことですね。この姿勢では、胸の筋肉(胸筋)が縮み、逆に背中の筋肉(僧帽筋や肩甲骨周りの筋肉)は引き伸ばされてしまいます。
こうなると、肩や首を正しい位置で支えられなくなり、筋肉が疲労してしまいます。その結果、肩こりや首こりが悪化し、血流が悪くなることで頭痛が引き起こされます。
長時間同じ姿勢もNG
デスクワークでずっと同じ姿勢を続けていませんか?たとえば、3時間以上座りっぱなしでパソコンに向かっていると、首や肩の筋肉が緊張し続けてしまいます。特に後頭部の筋肉や僧帽筋は静的負荷がかかりやすく、これが原因で筋緊張性頭痛を引き起こします。
さらに、同じ姿勢を続けることで血流も悪化。肩や首周りの血管に流れる血液が滞ると、脳に十分な酸素が供給されなくなり、頭が重く感じたり痛みが出たりします。
2. 姿勢が悪いとこんな不利益が…
筋肉の疲労と虚血(血流不足)
悪い姿勢は筋肉を疲れさせ、血流を悪化させます。特に首の後ろにある小さな筋肉、後頭下筋群は頭部を支えるために常に頑張っています。この筋肉が疲れ切ると、血液が流れにくくなり、酸素不足に陥ります。これがズキズキとした頭痛を引き起こす原因になります。
神経への圧迫
姿勢が崩れると、首の骨(頚椎)のアライメント(位置関係)が乱れます。これが首周辺の神経や血管を圧迫してしまうと、頭痛やめまいが発生します。特に、首の第1〜第3頚椎のズレは、後頭部からこめかみにかけての頭痛を引き起こしやすいです。
集中力の低下
悪い姿勢で血流が悪くなると、脳への酸素供給も減少します。その結果、頭がボーッとしたり、集中力が続かなくなったりすることも。特に長時間の作業では、効率が下がり疲れも増してしまいます。
3. 実際にこんな例があります
ケース:デスクワークで頭痛に悩むAさん
30代女性のAさんは、毎日8時間以上デスクワークをする生活を送っていました。気づくと肩や首がこり、夕方になると必ず頭痛が…。理学療法士が姿勢をチェックすると、頭が約6cm前方に出ている状態(頭部前方位)で、肩も丸まっていました。
改善のために姿勢矯正とストレッチを行った結果、2週間後には頭痛の頻度が半分に減少し、仕事の集中力もアップしたとのことです。
ケース:スマホの使いすぎで慢性的な頭痛を抱えるBさん
20代男性のBさんは、スマホを1日5時間以上使用。ベッドで横になりながら画面を見ていることが多く、首や肩が痛むようになりました。さらに、頭痛も週に3回以上起こるようになり、生活に支障をきたしていました。
スマホの使用時間を1日3時間に減らし、画面を目線の高さに上げる工夫をしただけで、1ヶ月後には頭痛がほとんどなくなったそうです。
頭痛を和らげるための簡単な姿勢改善方法とエクササイズ
「自分も頭部前方位や猫背になっているかも…」と思った方、安心してください!今回は、日常生活で簡単に実践できる姿勢改善方法と、頭痛を和らげるエクササイズをご紹介します。今日から始められる内容ばかりなので、ぜひ試してみてください!
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