- 運営しているクリエイター
記事一覧
キャッシュフォーワークの成果をどう考える? ―キャッシュフォーワーク2020・第1期合同研修レポート
コロナ禍で失業した人たちが雇用されて、地域に貢献する仕事を行う。
「支援されていた人」が「地域の困っている人を支援する人」へと変わっていく。
このプロセスは、もちろん簡単なものではありません。就労支援団体を手がけてきた人たちにとっても大きなチャレンジとなるのが、「キャッシュフォーワーク2020」。
10月9日に、第1期に採択された8団体の合同研修がオンラインで実施されました。研修の様子をレポ
善意の資金は不平等を強化するか?
ここ数年でDEI原則(Diversity, Equity Inclusion)というアプローチが米国の助成財団を中心に進んでいる。費用対効果の高い支援を目的とするのはもちろんなのだが、支援が新たな排除を生んではいないか?という問い掛けが投げかけられているのだ。
例えば、2013年の米国でエスニック・マイノリティを対象にした助成額が7%に過ぎなかったことに対し、米国の人口構成に占めるエスニック・マ
システム思考はコロナからの復興に使えるか?
こんにちは、リープ共創基金の加藤徹生です。
我々は今回、休眠預金等活用事業の採択を受け、約1億7000万円という資金をコロナ禍で職を失った若者の支援に提供しようとしています。
約1年強の期間で2億円近くの資金を使いこなすというのは、日本の非営利セクターの中でも非常に大きなチャレンジです。私自身が最終責任者なのですが、東日本大震災の際に比べ、支援規模が約10倍に成長しているので、まるで「トラック
NPOのリスクを見極めるには?
こんにちは。リープ共創基金の代表の加藤です。
今年度の助成事業では全国で職を失った若者に対して就労支援の機会を提供する団体を中心に約1億7000万円の資金提供をさせて頂きました。
この助成規模は日本でも最大規模になるのですが、この資金を効果的かつ公正に使うにはとても苦労しました。
実際どんな提案が来るの?大雑把に言って、文句のつけようのない提案をしてくれる団体は1割くらいです。こういう団体は