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コロナ禍での1年間のキャッシュフォーワークから見えてきたこと。永松伸吾×岩本真実(「キャッシュフォーワーク2020」振り返り対談)
コロナ禍で職を失った若者の新しいチャレンジを応援する助成事業「キャッシュフォーワーク2020」では、休眠預金等活用事業からの資金提供を受け、2020年8月より13団体に約1億7000万円を助成。現在は2期目として12団体を採択し、助成を行っています。 1年間の助成を通して、コロナ禍でのキャッシュフォーワークから見えてきたこと、次の災害に活かせそうなことは何か。関西大学社会安全学部教授で、キャッシュフォーワーク2020の選考委員長を務めた永松伸吾先生と、若者の自立支援に20年
「それは、ヒャッホー?」 コミュニケーションの揺らぎがイノベーションを創る ―組織開発と新規事業の先駆者が仕掛ける変革のデザイン アデコ土屋恵子×ドコモ笹原優子(前編)
まずは、自らの会社をどう変えようとしているか伺えますか? そのうえで、「社会を変えるには自らの会社から」というお二人の視点に移っていくことができれば。 「ヒャッホー」かどうかを事業アイデアの判断基準に 笹原 今、ドコモで新規事業創出のプログラムを運営しているのですが、そのプログラム運営チームの行動指針を「エベレスト・ヒャッホー」で測っているんです。チームから湧き上がったアイデアを「エベレスト」か、「ヒャッホー」なのか、って。 土屋 それは、どういうことでしょうか?(笑)
たった一日のボランティアですら、組織は変えられる ―組織開発と新規事業の先駆者が仕掛ける変革のデザイン アデコ土屋恵子×ドコモ笹原優子(後編)
加藤 お二人とも、社会的な何かと事業的な何かを両立しようとしていますよね。そのために必要なことを直感的にわかっているように見えるのですがその感覚はどういったところから生まれてきたのでしょうか。 外で起きていることは中にあったほうがいい 土屋 たとえば海外で会議をすると、滞在中1日は現地でボランティア活動をしたり、普段行かないところに行ったりすることがあります。わたしも以前、タイで水害があったときに、奥地にある小学校へ手伝いに行ったことがありますが、それだけでいろんなことを
「フィードバックがもらえる職場、初めて」コロナ禍で職を失った若者の葛藤から見えてきたこと[コロナ禍におけるキャッシュフォーワークの意義・前編]
コロナが日本で初めて確認されたのは、2020年1月。そこから1年半、日本では4回の緊急事態宣言を実施し、未だコロナ禍が続いている。2021年4−6月期平均の労働力調査によると、失業期間が1年以上の人は74万人に。依然として厳しい状況が続いている。 このような状況下の中で、2020年8月から始まった若者の雇用を応援する助成事業が、「キャッシュフォーワーク2020」である。開始から1年が経つ今、何が見えてきたのか。前編にあたる本記事では、取り組みの概要と2人のケースを紹介する。