【痛風】 「風が吹くだけでも痛い」とまで言われる痛風の予防、食事療法。
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「痛風」
突然ですが、「痛風」と聞くと、どんなイメージをお待ちですか?
痛風は、血液中の尿酸が増加することで起こる生活習慣病です。
尿酸値が高いだけでは痛くもかゆくもありませんが、尿酸の結晶が固まることで関節の痛み、尿管結石、腎機能障害などを引き起こします。
これらの痛みや治療のために日常生活に支障がでる可能性もあります。
経済の成長に伴い食生活が豊かになり、エネルギ-の過剰摂取や運動不足などにより痛風の発症が多くなってきました。
日本の成人のうち、3人に1人が運動不足という調査結果もあります。
食生活をはじめとする生活習慣の変化がもたらした生活習慣病の一つで、痛風は多量の尿酸が体内に溜まって、これが主に、足の指の関節などに結晶化して起こる病気です。
症状としてはある日突然、激しい痛みにおそわれます。
痛みは1~2週間で治まりますが、発作が治まったあとも、高尿酸血症状態が続いていると、腎臓病などの合併症に進行する場合があるので、正しく治療を行うことが大切です。
そこでこの記事では、痛風の基本知識や、痛風に良い食材、悪い食材も合わせてご紹介します!
痛風って、どんな病気?
●ある日突然、足の親指に起こる激痛発作
痛風は、生活習慣病の一種です。
ある日突然、足の親指などの関節が腫れて激痛におそわれる病気で、男性に多い病気です。
体内で尿酸という物質が増えると、その尿酸の結晶が関節で固まって痛みや炎症を引き起こします。
この痛みが大変つらく、「風が吹くだけでも痛い」とまで言われるほどです。
この痛みの強さが「痛風」という病名の由来にもなっています。
痛みが起こる頻度は、はじめのうちは年に1~2回程度です。
しかし痛風が進行すると、痛みが起こる頻度が増えていきます。
この症状は発作的に起こることから「痛風発作」とよばれ、発作が起こると、2~3日は歩けないほどの痛みが続きます。
その後、痛みは徐々にやわらいでいきますが、正しい診断や治療を受けずに放置していると、同じような発作が繰り返し起こり、発作を起こすたびに病態は悪化していきます。
●痛風の予備軍、高尿酸血症とは?
痛風の背後には、「高尿酸血症」という病気が潜んでいます。
高尿酸血症とは、体内でつくられる尿酸が増えすぎている状態です。
尿酸は体の新陳代謝により発生する老廃物です。
通常、体内の尿酸は産生と排出のバランスを保ちながら、一定の量に保たれるようになっていますが、尿酸が過剰につくられたり、排出がうまくいかなくなったりすると、体内の尿酸は一定量を超えてしまいます。
こうして血液中の尿酸の濃度が7.0mg/dlを超えた状態が高尿酸血症です。
高尿酸血症は、それだけでは自覚症状はありませんが、尿酸濃度が高い状態が続くと、血液に溶け切れなかった尿酸は結晶化して、関節や組織にたまっていきます。
関節にたまった尿酸結晶に対して免疫細胞が反応し、炎症を起こして痛風となるのです。
3.5人に1人が運動不足とWHOが報告
世界保険機関(WHO)調査の結果、世界では14億人以上の成人が運動不足になっていると判明しています。
性別ごとに見ると男性では4人に1人、女性では3人に1人の割合で運動が足りていないといえます。
また調査の結果、日本では約3人に1人の成人が運動不足だという状況も明らかになりました。
参考:日本生活習慣病予防協会 WHOの運動推進グローバル計画 運動不足は世界に蔓延 日本でも3人に1人が運動不足 「世界行動計画」の日本語版を公開
深刻化する運動不足を改善するため、WHOは2025年までに運動不足の人の割合を10%下げるとする目標を掲げています。
運動不足の状態が続けば、2型糖尿病、心血管疾患、2型糖尿病、がん、認知症などの危険リスクが高まります。
病気になる人が増えれば労働生産力も低下するため、企業としても従業員の運動不足は非常に大きな問題です。
運動不足を感じている人は約8割
スポーツ庁では成人を対象として、「運動不足に不安を感じているか」という問いで調査を実施しました。
調査の結果77.9%が運動不足を自覚し不安に感じていると回答しており、運動の習慣化は現代人にとって大きな課題であるといえます。
食生活のポイント
痛風を予防するには、食事療法が重要です。
予防するための食事
1日3食、腹八分目を守って、食べ過ぎを避ける
エネルギ-を多く含む食品や料理は控えめにする
油を多く使用した料理や和・洋菓子、アルコ-ル飲料などは取り過ぎない
好きなものばかりを続けて食べない
アルコ-ル飲料は、飲まない日をつくり、飲み過ぎない
痛風・高尿酸血症と診断された時の食事
動物の内臓を控える。肉や魚を食べ過ぎない
肉や魚などの量が多い高たんぱく質の食事は、プリン体も多く摂取することになります。油を多く使用する料理は、回数を減らし、少なめにする
油の多い食品はエネルギーが高く、肥満を招きます。野菜や海藻を十分に食べる
野菜や海藻は尿をアルカリ性にし、尿酸の排泄を促します。サラダや煮物やお浸しなど、いろいろな調理法を取り入れ、十分に食べましょう。アルコ-ル飲料は禁止にするか、程々に飲む
ビ-ルはプリン体が多いので控えましょう。アルコ-ル自体が尿酸値を上昇させるため、禁酒がベストですが、難しい場合は休肝日を設けたり、量を減らしたりしましょう。水やお茶を多く飲む
水分を多く取ることにより、尿量を多くして、尿酸の排泄を促します。ただし甘い飲み物は尿酸値を上昇させるので控えましょう。薄味を心掛け、塩分を控えめにする
食品中のプリン体含有量(100gあたり)
※含有量の多い食品(200mg以上の食品)はなるべく避けましょう。
■プリン体を多く含む食品
牛・豚・鶏レバー
牛肉や豚肉
イワシやアジなどの干物
白子、アンコウの肝
車エビ、タコ など
大豆
〈プリン体の多いお酒〉
・ビール、日本酒、紹興酒、ワインなど
■プリン体の少ない食品
米、パン、そばなどの穀類
野菜・果物類
海藻類
鶏卵
豆腐 など
〈プリン体の少ないお酒〉
・焼酎、ウイスキー、ブランデーなど
最後に
いかがでしたでしょうか?
このように痛風は、日常生活に大きな影響を与える病気です。
痛風の予防に当たっては、まず肥満しないように注意します。
成長・発育の終わる20才ごろの体重を目安に、食べ過ぎやお酒の飲み過ぎに気をつけ、適度の運動を心掛け肥満を防いで痛風を予防しましょう。
痛風によい食材・悪い食材を知って、なるべくよい食材をとるように意識してみてくださいね!
(kiwi-go:参照)
私はブログも運営していて、ヨガウェアのまとめ記事など書いています。
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これからも心の赴くままに、志高く生きたいと思います。
そして、関わってくださったすべての方に、感謝する気持ちを忘れず自分の人生を突き進みます。
また次の記事でお会いしましょう☺︎