「原爆地上起爆説」 飛行による原爆投下は間違いだった?
8月6日、9日、広島と長崎に原爆が投下されてから今年で79年を迎えた。
両日、平和公園にて多くの犠牲者を追悼する平和記念式典が執り行われた。
式典には、アメリカ、イギリスなどの核保有国、100ヵ国以上の大使などが参列された。
参加者には当時の被爆者も参列され、「戦争は二度と行ってはいけない」、平和への祈りとメッセージが捧げられた。
そんな中、この原爆に関する、ある説を私は数年前に少し目にしたことを思い出した。
当時、そんな突拍子もない、想像以上の説があるのか?と何となくで聞いていたが、これを機に改めて確認したいと思う。
「原爆地上起爆説」
これをご存じだろうか?
原爆は飛行機に搭載されて、それが空中落下して、爆発が生じたというのが定説だが、これは、それとは真逆の説となっている。
「地上で、あの巨大爆破をどうやって実現させるのか?」と思うだろうが、その根拠となる理由は、今までいくつか挙げられているので、それらを見ていこう。
原爆を搭載することは不可能だった
まず、興味深いのは、これだ。原爆を搭載することは不可能だったということだ。
相対性理論を提唱した、あのアインシュタインは、ルーズベルト大統領に、宛てた手紙で「港湾破壊には適しているが航空機で運ぶには重すぎる」と綴っていた。
そうなると、搭載が難しいものをどうやって爆破させたのか?
これを解決するのが、水を使用した方法である。
仁科原爆
原爆というのは、水で爆発させることができ、理化学研究所は核燃料のウランを低濃縮した「仁科原爆」を開発していた。
これなら、広島被災地の港湾を利用することができる。
そして、原爆は、水で爆発させることができるということが歴史から忘れ去らている。
また、マンハッタン計画では、「プルトニウム型」を実験しており、「ウラン型」は実験していない。実験もしていない爆弾を本番で投下するだろうか?
マグネシウム爆弾
ちなみに、もう一つ。
マグネシウム爆弾が利用された可能性もある。
原爆体験者の話によると原爆の光がオレンジだったり、青だったりと見た色が人それぞれ違う。
爆心地だとオレンジ、遠くからだと青く見えるようだ。
マグネシウムもオレンジ色に煌めいていたり、「水」に触れると青白く閃光したりする。
眩い光を演出するために、本命ではない偽装爆弾として使用されたか可能性が高いのだ。
極めつけは、漫画「ゴルゴ13」の作者がこのことを知っていたことだ。「汚れた金」という回では、マグネシウム爆弾を使用し、キノコ雲を出現させている。
なぜ、作者は、このカラクリを知ったいのだろうか?
そもそも、この「原爆地上起爆説」は、著書 特攻兵器「原爆」が元ネタとなっている。
私たちは、当たり前のように教科書に書かれているような、引き継がれてきた歴史を鵜呑みにしているが、それが本当に正しいのか、疑ってみる視点が重要だと思う。