若手教師向け🎐新しい自分を見つける夏の読書時間2024
皆さんこんにちは🐰 今年も夏の真っ只中🍉
先生方も "新しい学期に向けた準備"
…に手を付けたくてもつけられないくらい部活動や補習や研修などに追われていることと思います🤣
私立中高ですと学校内外での説明会や塾や地域の学校への営業などの広報・募集活動も多いシーズンですね🚙
暑い中お疲れ様です🌞
この記事では新卒から3年目の先生 (特に初めて担任をもったくらいの先生) におススメの本を紹介します🎓
教育の現場で役立つ知識だけでなく自分自身の幸せな人生を大切にするためのヒントが詰まっています😇
#猛暑の過ごし方 の一つとして皆さんの生活に少しでも役立てば嬉しいです✨
一つひとつにリンクを付けましたので参照ください📲
1. ひすいこたろう『あした死ぬかもよ? 人生最後の日に笑って死ねる27の質問』
この本は人生の意味や死を受け入れることについて深く考えさせてくれる一冊です.
この本を読むことで自分の本当の気持ちに気づきより幸せな人生を送るためのヒントを得られるでしょう.
死を受け入れること: 「いつか死ぬ」という認識を持つことで、人生をより輝かせることができると説いています.日々の生活や選択に対する真剣さが増します.
27の質問: 自己探求を促す質問が多く含まれています.例えば「あなたが両親を選んで生まれてきたのだとしたら、その理由はなんだろう?」「いま抱えている悩みは、たとえ人生最後の日であっても、深刻ですか?」「もし今日が最後の日だとしたら、今日やろうとしていたことをする?」などがあります.
「今生きているということこそ,奇跡であることを受け止め,新しい自分で、新しい人生を歩き始めてみませんか?」という問いは自分が教員である前に一人の人間であることを考える歯止めになるかなーなんて思います (←この言い方ちょっと重いかも🙇)
2. 安川康介『科学的根拠に基づく最高の勉強法』
医師であり著者である安川康介さんが自身の経験と科学的研究に基づいて開発した学習法を紹介しています.
日常的に児童・生徒・学生の学習指導に当たられている先生の目線にこそ考えてもらいたい論点を得られると思います.
アウトプット重視: 本書では記憶を定着させるためには「アウトプット」が重要であると強調しています.
脳への負荷: 繰り返し読む・ノートに書き写すといった従来の学習法は脳に十分な負荷をかけないため効果が薄いとされています.代わりに,自分の言葉で要約したり,情報を思い出す練習をすることが推奨されています.
インターリービング: 異なるトピックやスキルを交互に学ぶ「インターリービング」は,学習効果を高める方法として紹介されています.これは,学習の多様性が記憶の定着を助けるとする研究に基づいています.
睡眠と運動の重要性: 睡眠が記憶の定着に与える影響や運動が認知機能を向上させることについても言及されています.特に,学習後に睡眠を取ることで記憶が強化されることが複数の研究で示されています.
感情の管理: 学習中の不安感を軽減するための方法としてジャーナリング (感情や考えを記録すること) が効果的であることが示されています.研究によれば,試験前にジャーナリングを行った学生は,しなかった学生に比べて良い成績を収める傾向があります.
新しい学習法の提案をいったん先生が学んでみることで教育現場での実践がより良くなるとおもいます!
3. 安達裕哉『頭のいい人が話す前に考えていること』
この本は思考の質を高める方法を解説しており,特に話す前にどれだけ深く考えられるかが重要であると説いています.
冷静さを保つ: 感情的になった時は思考が鈍るため、冷静さを失わないことが大切です。
他者の意見を尊重する: 論破を目指すのではなく、相手の意見を理解し、共感する姿勢が信頼を築きます。
教師が生徒や同僚と効果的にコミュニケーションを取るためには自分自身の思考を整理することが求められます.
コミュニケーションのスキルを高めるために以下の技術の提案を学んでみませんか.
私なりの適応例とともに見てみてください.
傾聴: 他者の話をしっかりと聞くことで深い理解と信頼関係が築ける.
⇒適応例として… 生徒や同僚をはじめとする他者の話をしっかりと聞くことで彼らのニーズや問題を理解しやすくなる.質問力: 質問を通じて相手の意見を引き出してコミュニケーションを深める技術が重要.
⇒適応例として… 適切な質問を通じて生徒や同僚の考えを引き出してより深い理解を促せる.言語化: 自分の考えを言葉にすることでインパクトを持たせることができる.
⇒適応例として… 自分の考えを明確に言葉にすることで生徒に伝わりやすくなる.この技術は授業の説明やフィードバックにおいて特に役立つ.
思考の質を高めることで教師としての仕事力を向上させます🧠
4. 澤円『メタ思考~「頭のいい人」の思考法を身につける』
澤円さんが自身の経験を基に柔軟で効果的な思考法を解説しています.
現代の変化の激しい社会において柔軟な思考法を身につけるための一冊です.
ルールに縛られない発想力: 固定観念を打破し,自由な発想を促進する方法.
正解にとらわれない観察力: 変化する状況に応じて柔軟に対応するための観察力を養う.
思い込みから自由になる思考法: 自己の思考の枠を広げ,より多角的に物事を考える技術.
課題を発見していく認知力: 問題を見つけ出し,解決策を考える力を高める.
新時代のマネジメント作法: チームや組織を効果的にマネジメントするための新しいアプローチ.
視野を広げる人間関係術: 人間関係を円滑にし,視野を広げるためのコミュニケーション技術.
ストレスをなくすシェア力: 情報や感情を共有することでストレスを軽減する方法.
学校の教員にとって,この書籍は固定観念を打破して現場での柔軟な思考を促進するための有用なリソースとなります.
教員が自らの思考をメタ的に捉え,教育方法や生徒・保護者・校外セクターとの関係性を見直すことでより効果的な教育が実現できる可能性が得られるでしょう.
5. ハリー・ウォン『世界最高の学級経営 成果を上げる教師になるために』
原著 "the FIRST DAYS OF SCHOOL ―How to be an effective teacher" はハリー・ウォンによる教育書で教師としての効果的な指導法を探求しています.
この本は全世界で400万部以上が売れたベストセラーであり,特に学級経営の重要性に焦点を当てています.
学級経営の重要性: 本書では,学級経営は始まりが重要であると強調されています.教師が最初の数日間にしっかりとした基盤を築くことが,学級の雰囲気や生徒の学びに大きな影響を与えます.
手順の指導・訓練: 生徒に対して明確な手順を教えることが重要です.これにより,生徒は期待される行動を理解しやすくなります.
信頼と忍耐: 教師は生徒を信じてあきらめない姿勢が求められます.生徒の成長を見守ることが教師の役割の一部です.
継続的な学び: 教師自身も常に学び続けることが大切です.教育環境や生徒のニーズは変化するため,教師はそれに適応する必要があります.
教師自身も常に学び続けることが大切とあるように,国内外の具体的な事例を抽象化し,自分が従事している環境・文脈に適応していく力そのものが求められるようになりました.
学級経営に関するノウハウ本は多数販売されていますが,教育研究を踏まえた書籍である本書には,理論 × 実践の具体的なアプローチを紹介しています.
そういう点で,現場での成功を目指す人々にとって貴重なリソースになると思います.
本をどう読み・どう成長につなげるか
これらの本を読む際は自分のペースで進めていくことが大切です🤗
例えば…
ひすいこたろうさんの『あした死ぬかもよ?』を読むことで自分の人生に対する視点をリフレッシュして自分の幸せを見つめ直します!
次に安川康介さんの『科学的根拠に基づく最高の勉強法』で効果的な学習法を身につけて教師としての指導力を向上させます!
安達裕哉さんの『頭のいい人が話す前に考えていること』で思考の質を高めつつ澤円さんの『メタ思考』で柔軟な思考法を養います!
最後にハリー・ウォンさんの『世界最高の学級経営』で実践的な指導法を学んで教育現場での具体的なアプローチを取り入れます!
これらの本を通じて教師としてのスキルだけでなく自分自身の成長や幸福感も得られることで…
先生方がより充実した人生を送るための基盤を築いてもらいたいです💕