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素直と言いながらも流されるだけだとメンタル病む

いろんな人が
いろんなところで

どんな人であるべきか
どんな人を目指すべきか

という議論の中で
ほぼ間違いなく

「素直な人」

が挙げられると思うんです。


人の言うことを
まずは一旦素直に受け入れて
やってみよう

とか

人の話を素直に聞くことができる人が
成長できる

など
よく耳にすると思います。


その影響なのか
私も後輩指導や
学生指導をしていますが
若い人は年々
素直な人が増えているように思います。


反発したり
抵抗する人は少なく

言ったことを
素直に守れる人は増えたと思います。


ですが
素直さ

他人に流されやすいことは
似て非なるものなので

そこは履き違えないようにしないと
メンタル病むかもしれませんよ?

という話をします。


◯自分の意見に素直になる


人の意見を素直に聞くにしても
まずは自分で考えて
納得感のある上で行動した方が良い。

あの人が言ったから

で言われた通りに
行動するのは素直ではなく
自分の意見がないだけ。

「ん?なんでこの人は
 こうアドバイスしたんだろう?」
「あぁ、こういう理由で
 この人はこう言っているんだな」

という自分の中での
納得感を持つようにしないと
ただの便利な人ですよね。

納得感がなかったとしたら
一旦言われた通りにやってみて
再考してみる。

そこで
何でそう指示したのか
の答え合わせを
相手に確認する。


そうじゃなければ
それは素直ではなく
ただの抑圧です。

本来素直であるべきは
自分の心であるはずで

自分の意見に素直に生きれないから
メンタルは病むわけです。

自己肯定感は
自己決定感によって
生み出されると思っていて

人生を
自分で決めていく感があるから
困難なことがあっても
自分で選んだ道だからと
立ち向かえる
わけで

他人に流された先に
待っている困難には
立ち向かえないと思うんです。


冒頭で若い人に
素直な人が増えている
という話をしましたが

メンタルが不安定な人も
増えているように思います。

それは
素直さを履き違えて
真面目に人の言うことばかり聞いて
流されてしまうから

自分が何をしたいのか
自分が何者かわからず
他者からの評価ばかりを
気にするようになっていることも
原因だと思うんです。

お利口さんでいることを
求められ
それに応えようとしている子が
自分の人生を生きられず

素直に生きているつもりが
ただ周りに流されて
自分〟を持てずに
メンタル病むことに
繋がっているかもしれません。


◯自分を持って相手の意見を受け入れる


もちろん
何でもかんでも
反対の行動を
取れば良いわけではなくて

一旦相手の行動を受け入れてみて
ちゃんとその意味を考えたり
自分に合うかを
考え直すことは
しないといけない。


私自身も
「それ本当にうまくいくかな〜?」

と思っても
いざやってみると
効果があることって
多々あるんですよ。


ある方が
朝アイスを勧めてきたんですよ。


その違和感を感じることに
なれることで
いろんなことに挑戦できるようになる

という論理だったと思うんですけど

確かに朝っぱらから
コンビニでアイスを買って食べるのって
めちゃくちゃ違和感なんですけど

そういう非常識っぽいことに
慣れることで

「そもそもなんで朝に
 アイスを食べないんだっけ?」
「何となく世の中の常識に
 流されていただけかもしれないな」

と思うきっかけには
なったんですよね。

何となく決めない
いつもと違うことをやる

ということの積み重ねによって

他人の目を気にしない
自分で判断して決めていく

という思考に繋がっていくのだと
感じました。


相手の言うことや
世間に順応することばかり
躍起になるのではなく

自分の心の
〝快〟や〝不快〟や
自分の価値観に合う、合わないなど

自分の心に素直になる
という意味での
素直な人を目指しても
良いかもしれません😌

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玲/精神科ナース
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