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創作ノートからの文章

 今日は、紙の創作ノートから、過去に書いた文章を紹介します。

 
 「なつかしい」という感情について考える。うれしい、たのしい、かなしい、せつない……など、人間には いろいろな感情があるけれど、「なつかしい」には、そのすべてがふくまれていて、とてもひとつはえらべなくて…なんかそんなところがあると思う。
 時間の経過も関係あるかもしれない。
 時間が経ってからじゃないと、ほんとうの意味で物事の意味に向き合うことはむずかしい。
 いまこの瞬間はまさに「渦中」だから、どこかわけがわからないまま一生懸命やってる。それだけでもすばらしいけど、わたしは、時間を置いてからちゃんと考えることもしたいと思う。
 太鼓を叩くのも、たたくときは、ただ一心にその音のことだけを考えている。考えているというか、感じている。考えているヒマはない。緊張もするし、待てば待つほどすごいことになってゆく。
 でも、無中=夢中は、何もないけれど、夢がある。
 そのときは夫のことも、じぶんのことも、嫌なこととかもぜんぶなくなってしまう。その瞬間はとにかく夢中=無中。だってそうじゃないと、集中していることにはならないし。
 で、そこが過ぎ去ってはじめて、「私は太鼓をたたくことで生きる実感を、感じられるんだなぁ」と、気付く。
 
 そのくりかえし。ほんとは打楽器をたたくこと、「好き」や「楽しい」では生易しい。
 私にとっては、打楽器の演奏は、「生きる実感」です。そこに、たのしいも、好きも、含まれていると思う。

 ノートに殴り書きのように書いてあったので、写メを載せようと思いましたが、本当に殴り書きで、ひらがなばかりだったり、字も汚いので、恥ずかしいので写メは載せません笑。

 

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