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心理学勉強ノートから

  今日は、わたしの心理学についての勉強ノートから、いくつか好きな言葉を選んで紹介します。本を読むだけでは飽き足らず、ノートに書き写すのも好きで、何冊かあります。図書館で借りた本を読んで、「めっちゃ好き~!」という文章を書いたりもしています。面白かった本を全て買うわけにもいかないので、メモを取ってあとで読み返したりします。で、後日、買ったりすることもできるので。読書ノートでもありますね。
っていうか、こういう勉強めっちゃ楽しいです。


加藤諦三 著 「妬まずにはいられない症候群(シンドローム)」より
p5
妬みとは悪いことを広め、よいことについては黙っていること(ショーペンハウエル)

ショーペンハウエルって哲学者だと思いますが、妬むと人はどうなるか、ということのひとつをズバッと言い当てているなぁ~と感動。

頼藤和寛 著 「悪と魔の心理分析」より
p54
たいていの場合、周囲をあざむくことには失敗するものの、自分をあざむくことにだけは成功する。それで十分なのだ。なにしろ、認知的不協和の居心地の悪さだけでも解消できたのだから。

今日ひさびさに読み返してみて、「認知的不協和」を、もう一度勉強したくなった。

水島広子 著 「対人関係療法でなおすトラウマPTSD]より
p121~
健康に生きていくためには、この「まあ、何とかなるだろう」という感覚がある程度、必要です。そうしないと、「次にどうなるかわからない」「怖くて先に進むことができない」ということになってしまいます。

これもひさびさに読んで、なるほどな~って思いました。でも、「ある程度」このひと言をスルーしたくないのだった。

hasunoha 「お坊さんお悩み相談室」より
p112 時ぎり、場ぎり、それっきり
事実はもう終わって、あなたはもう、別の時間、別の場所、別の状況下。あのことがもう終わった状況である、今、ここにいるのですから。

ものすごく気持ちを切り替えてくれる言葉だと思います。なかなか気分が変えられないとき、読み返すとなんだかシャキッとなり、リセットされるような感覚になります。

加藤諦三 著 「自分の構造」より
p199
人間はホラを吹いているとそのホラの内容が重要なことのように感じはじめてくる。

この言葉も、確かにな~…!という感じで、感嘆……。「天知る地知る我知る」この言葉も思い出しました。うその内容よりも、自分はうそをついている、っていうことの方をより意識する、っていう感じなのかなぁ。

名越康文 こころカフェより
アドラー心理学では、あきらめがいちばん強い怒り。

あきらめ、というと、良い意味もあるとは思いますが、ひとまずアドラー心理学では、いちばん強い怒りなんですね。

加藤諦三 著 「たくましい人」より
p241
悪環境の中で今まで生きてきたのである。あなたはよくここまで生きてきた。「よくやったなー」と自分の強さにほれぼれとしても良いのである。あなたが「あいつは強い」と恐れている相手など、あなたとは問題にならないほど弱い。今あなたが自分の力を発揮できないのは当たり前である。そういう環境の中で生きてきたのだから。だから自分に絶望しないこと。自分は弱いと間違って思いこまないこと。自分には戦う力がないと思いこまないこと。じつは本当に戦えばあなたはものすごく強い人である。だからその悪環境の中で今まで生きてこられたのである。

落ち込んでいる時に、とても勇気づけられる言葉です……。

p272
自分にいじわるな人もいるが、自分に親切な人もいる。いじわるをされた時に叩かれた痛みに気を取られる。しかし自分にやさしい人もいる。自分のために働いてくれる人もいるのだということを忘れてしまう。

これは、気をつけないといけないな~と思いました。傷つきとか、痛みって、体の痛みもそうですけど、「まずこの痛みをなんとかしたい!!」そればっかりになっちゃうんですよね。入院していた時もそうでした…。痛いままでは何もできなくなったり、気分も沈む一方……。
おおきく捉えすぎかもしれませんが、いろんな面から物事を見るって大事なんだな~と思いました。

 
 もし興味があったら、著者の方々の本を図書館で探してみたり、買ってみたり、レビューを読んでみてくださいね。今日は加藤諦三先生の本が多いですね。(またこういうのをnoteに書きたいと思っています。)

 確か、中学~高校にかけて、いちばん最初に自分のおこづかいで書店で買った心理学の本は、加藤諦三先生の本だと記憶しています。今でも何冊も読んで勉強しています。

 どれかひとつでもいいので、誰かに元気や勇気が届けられたり、発見につながって心がすっきりする人がいてくれたら嬉しいです。


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