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大腸検査を受けてきました

みなさんこんにちは、MANAです。

健康というものは、失って初めて有り難さに気づくものです。
だから大腸検査を受けました。
健康がなければ好きなものが食べられないし、好きな場所にもいけない。
好きなこともできないし、体だって自由に動かせない。

まだ結果は聞いてませんが、特に採取するものはなかったと言われました。
なので、ポリープもなかったのかなと思います。
とりあえず10月9日の結果を聞くまでは安心できませんが、検査の予定が入らなかったのは良いことかと思います。すぐ入院しなさいとかね。怖すぎる。

ところで、大腸検査ですが、わたしは鎮静剤を使ってくれる病院を選びました。胃カメラならまだしも、大腸の検査を意識保ったままやるなんて怖いと思ったからです。その怖さ、また恥ずかしさから検査を受けない人が多いと看護師の方が言っていました。

わたしからすると、一瞬の恐怖よりも手遅れになった病気を発見されてからの方が恐ろしいです。
辛い通院生活、食事の制限。旅行にも行けなくなるかもしれない。
健康に働けない。健康じゃなければ人に優しくもできない。そんな自分をずっと責める。そんな生活嫌だと思いました。
常にご機嫌な人なんていません、いたらちょっと異常だなって思います。

ただ、感情はコントロールできなくても行動はコントロールできます。それは体が健康だからです。行動すらもコントロールできなくなってしまうような病気が襲いかかった場合、きっとわたしは大事な人にも暴言を吐いたりするのかと思うとやっぱり健康でいることはメンタルを維持するためにもとても必要なことだと思ってます。

とまぁ、色々語りましたが、大腸検査についてお話ししますね。
きっとまだ受けたことがない方もいらっしゃるでしょうから、参考程度に聞いてください。

なぜ大腸検査を受けようとしたのか

乳がんになったことが大きなきっかけ

わたしは2年前に乳がんになりました。
わたしの家系で乳がんになった女性は一人もいません。一人もです。
なのになりました。人間には自分だけは大丈夫だと思ってしまう「楽観的バイアス」という傾向があります。特に若いうちは、自分が病気になる可能性を軽視してしまい、健康管理を後回しにすることが多いです。これにより、体調を崩したときに初めて自分の無防備さに気づくことがあります。
わたしにももれなくあった楽観的バイアス。何となく毎年受けていた乳がん検診で発見されました。
特に気をつけなければと思っていたのはむしろ、大腸や胃腸のがんでした。
祖母や祖父は胃がん、大腸がん、胆管がんになりましたので、そちらの方が気をつけなければならないと思ってたのですが、みなさんと同じ。怖いからという理由と、自分は大丈夫という考えから受けませんでした。

胃腸の弱さへの心配

食生活には気をつけていました。
ただ、胃腸が昔から弱くて体力もあまりなかったため胃がんを心配してましたが、去年受けた胃カメラでは胃がんの原因になるピロリ菌もいませんでした。ポリープも大丈夫。ともすると不安は大腸。その年に受ければよかったのに、やはり恐怖から受けませんでした。

知人から聞いた鎮静剤での大腸検査の受診

鎮静剤を使って大腸検査ができるということを知人から聞きました。
ただ、やってくれる病院を選ばないといけないと言われて、色々と探しましたが、目当ての病院は遠いし、知り合いに相談するも大腸検査は前準備が大変だからとマイナスなことばかり言われてまた躊躇。
でもやっぱり受けた方がいいという思いでいたところ、
近所の病院が鎮静剤を使って検査をしてくれるという話を聞いて受診しました。
幸というべきか、その頃お腹の調子があまり良くなく、診察のついでにお願いしました。身内に癌が数名いると話すと「ではやりましょう」とすんなり検査日が決定。ビビってる間にとんとん拍子に話が進みました。

検査前日の準備

検査前日は、仕事を休んだ方がいいかもと言われました。
それは、検査をするための食事が決まっていたからです。しかしわたしの勤務時間は3時間。それなら仕事に行っていた方が気が紛れるかもと思い仕事へ行きました。ちなみにその時の検査食はこちら。


そんなに悪くないと思ったのはわたしだけ????特に夜!ビーフシチュー!

中身はほぼ写真の通り。おかゆも味が少し濃いめで美味しかった。
美味しかったんだけどね。
何せおかゆだから。消化が早い。お昼はまだか。と何かをしては時計を見上げる時間。お昼を過ぎてようやく仕事へ。お腹ぺこぺこになりながら夜ご飯。やった!シチュー!


結構美味しそう。てか、美味しかった!
けど、お供がクラッカーなのが寂しい。

寝る頃にはもうお腹空いてる状態。お腹が膨れるほど水飲みました。
寝る前に下剤服用。いつ腹痛が来るのか怯えながら過ごして眠れず
AM2:00まだ腹痛こない。もう来ないかもと眠り始まったAm4:00
シクシクとお腹が痛みだし、トイレへ籠城。
数回のトイレの後、落ち着いたのでまた眠りました。

これが噂に聞く辛い2リットル地獄!

大腸検査の前準備で何が辛いって水を2リットル飲むことだっていう方お多いですよね。ただわたしは普段から2リットルの水を飲んでいるので、そこは大丈夫でした。
飲むのはこれ


味としては、ポカリに塩足を加えたような感じ。しょっぱい。

1杯飲んで、「え、結構美味いじゃん」って言ったのを旦那が引き気味に見ていた。普段サジーをお湯で割って飲む強者っぷりを発揮しているわたしの味覚を旦那は絶対に信じていない。すごく臭いらしい。なんの臭いかはここではちょっと伏せますね。
3杯目からは、その塩気が苦手になってきて、これをひと口飲んだらお湯をひと口の繰り返し。そのうちにまたトイレへ猛ダッシュ。出たと思ったらまた逆戻り。旦那には外に遊びに行ってもらいました。この姿見られるのが嫌だったので。便が検査ができる状態になるまでにおおよそ1、2リットルくらい飲みました。まだ水分は飲めたけど、このしょっぱさがダメでしたね。もう少し甘くしてくれたらいいのに。
こんなにトイレに行っても脱水のように体がだるくならないのは、きっとこの経口補水液のようなもののお陰なんでしょう。体は比較的楽です。

ただわたしは、ずっと譫言のように「おにぎり食べたい」と言ってました。
だって検査は午後の3時から。朝から何も食べられず口にできるのはこの経口補水液のようなものとお湯だけ。夢にまで見ちゃいました。ほかほかの焼き芋を頬張る自分を。口に含んでから、「今日検査なのに食べちゃったじゃん」ってビックリしてる自分がいた。どれだけ食いしん坊なんだろ。そしてなんで焼き芋。空腹の辛さを綴っている自分がいましたね。


本当に辛かったんだろうな

いよいよ検査

病院に向かうと、すぐに処置室へ通されました。
下は紙パンツみたいなハーフパンツタイプのものを履いていざ診察台へ。
脱水予防の点滴がされ、看護師さんと話をしながらリラックスした時間を過ごしました。時間になると、鎮静剤が投与され、だんだんと眠くなる。
途中で意識が戻って目を開けましたが、「まだ終わってないよー」という看護師さんの言葉に再びうつらうつらと目を閉じる。痛みはありません。お尻の違和感もありません。
終わりましたよーと声を掛けられて、それから点滴が終わるまでの間横になっていました。所要時間は1時間半くらいですかね。起き上がると鎮静剤のせいかまだフラフラしましたが、旦那が迎えにきてくれてましたので掴まって車へ。

「早く!早くコンビニへ行ってくれ!」

旦那を急かしてコンビニへ。そう、念願のあれを買いに。


好きなものが食べられるって幸せ

看護師さんにいつからご飯を食べていいのか聞くと「夕飯からかな」と言われ「何だその曖昧な回答は!!!!」と声を張り上げたくなりました。
夕飯の時間って家庭それぞれじゃないですか。我が家は20時。
小さな子供がいるなら18時とか???現在17時。待てない。全然待てない。コンビニであれを買って早々と家に帰りました。


夕方のコンビニっておにぎり20%オフなの??ありがたい

家に帰って手洗いをして少しだけ温めて。
ひと口

「う、うまぁぁぁぁぁぁぁ!」

旦那大爆笑。笑ってんじゃねぇ。って言いたくなるくらい美味しかった。お米美味しい。今日初めての食事。好きなものが食べられるってこんなに幸せで美味しくて満たされるんだって思いました。

その日はあとうどんを食べて終わりました。
お寿司を食べたいんですけど、と言ったら看護師さんに「お腹痛くなるよ?」
と言われたので断念。そうか、仕方ない。

慣れは良くもあり、悪くもある。

人は、日常的に当たり前に存在するものに対して、だんだんと「慣れ」が生じます。健康な状態が続くと、それが「普通」であると感じるようになり、その重要性を意識しなくなる傾向があります。
それに加えての楽天的バイアス。人が健康診断を受けたがらないのは仕方ないことです。でも失ってからじゃもう遅い。
わたしは野菜を焼いて食べる、蒸して食べる。生で食べることが好きです。
けど食物繊維が多い食事ができない人もいます。例えばうちの祖母は胆管癌の手術をした後、食物繊維の多い食事は控えるように言われていました。
ならきのこも食べられないし、こんにゃくもダメでしょう?
フルーツだって制限がかかる。そんなのは嫌だ。そう思ったら1日くらい食事が摂れないことだって我慢できる。そう思いました。

もし大腸検査、迷っている方がいるならぜひ行って欲しいです。
何もなかったらそれでいいじゃないですか、何かあったとしても早期発見なら切除すればまた元の生活に戻れる可能性の方が高いですし。

毎日のタスクに追われてつい健康が後回しになってしまうのはとても分かりますが、ぜひ一度考えてみて欲しいです。
検査結果出たらまたシェアしますね!

長い文章読んでくださってありがとうございました。
また次の記事でお会いしましょう!

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