秋の養生
こんにちは!独学で薬膳を学んでいるmanamiです!
風が秋めいてきましたね。夏の疲れが出てくるころじゃないですか?
今まで夏の暑さに弱められていた脾ですが、今度は肺が影響を受けやすくなる秋がやってきます。
肺が司るのは『気』です。
呼吸をすることで新鮮な清気を取り入れて体の中の気を入れ替えてくれます。体に取り込まれた清気は脾で作られたエネルギーの素となる精をのせてすべての臓器や臓腑に運ばれてそれぞれの臓器の機能を助けてくれます。
そして気道や皮膚に送られて潤いやバリア機能を高めます。
呼吸が浅くなるとまず全身にエネルギーの素が届かなくなるので、それぞれの臓器が酸素不足になり十分な働きが出来なくなります。
さらに気道や皮膚にも精が不足しがちになるので、潤いやバリア機能が低くなってしまいます。
この時期にバリア機能が低くなると、喉の痛みや咳などに不調が現れます。
乾燥による便秘になる人も。
だからと言って水分をたくさん取ればいいというわけでもないんですよね。
あまり水分を摂りすぎると、今度は不要な水分が体に溜まって悪さを始めてしまうので見極めが必要です。よく2リットルの水分を摂った方がいいと聞きますが、誰に対しても当てはまるわけではありません。
水分を摂って、お腹がぽちゃぽちゃする。舌が浮腫むと感じた場合は水分を摂りすぎている可能性があるので少し調整してください。
水分の他に体を潤わせてくれるものと言えば、秋が旬の食材です。
旬の野菜やフルーツはスーパーに行くと入り口付近に並べられています。
そして旬なので価格も比較的安いです。今は何でも値上がりしていますので、価格が下がっている旬の野菜やフルーツを食べるようにするといいですね。
秋になって急に肌が痒くなってきた。
鼻がむずむずする。花粉症になったかなという方。
旬の食材を食べて冬に備えましょう!
この三連休、台風の通り道にお住まいの方たちはきっと今から気圧の影響を受けていると思います。
お腹が空いてないのに食べる、は胃腸を酷使しているのと同じ。
お腹が空いてから。そして深呼吸を忘れずに。
わたしも台風に備えて体調を整えたいと思います。
今日も読んでくれてありがとう!