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暗闇に浮かぶアイスランドの風景〜Sigur Rósのライブを観て〜

ライブを観てまさかアイスランドへ旅行した気分になるとは…

今年最初のライブ鑑賞はアイスランド出身のSigur Rós。フルオーケストラでの演奏を昨夜聴きに行きました。

まず、あんなにステージの照明が暗いライブははじめてで、鳥目の私には最初はステージ上で何が起きているのか、何の楽器があるのか全然見えませんでした。笑

その暗い照明が後半、ものすごい勢いで景色を作り上げる様子に鳥肌が止まらず…

屋内にあるはずのステージが、森に、海に、雪景色に、夕暮れに、と変わるのです。さらにその照明の揺らぎが美しく、静寂や音楽と重なるとハッとして息が止まる…

ずっと、胸の鼓動がドキドキしっぱなしの2時間。

ボーカルのヨンシーのファルセットボイスも健在で、心動いた夜。

演奏を終えてお辞儀してます

Sigur Rósの音楽は、まるでアイスランドの壮大な自然そのものを体現しているかのよう。(アイスランド、行ったことないけど)

この動画の様に屋外で聴くと絶対気持ちいい〜。

ノスタルジックでセンチメンタル、そしてロマンチックな旋律は、どっぷりと非日常の世界へ誘ってくれます。特に夜、静かな部屋で目を閉じて聴くと、まるで別次元に連れて行かれるような体験ができるのでオススメ。

アメリカの大学へ通っている頃、Sigur Rósにハマったこともあり、夕暮れ時に山に囲まれて何もないだだっ広い道をドライブしながら聴いて、脳内がぶっ飛んだことも。

彼らの音楽は、とにかく言葉では表現しきれない感情や情景を彷彿させてくれます。

ドビュッシー曰く「言葉で表現できなくなった時、音楽が始まる」、その境地かもしれないです。(なぜか突然のドビュッシー)

フルオーケストラ公演は2/19の神戸はチケットが残っている様なのでご興味がある方はぜひ。


音楽に関するブログはこちらにもありますのでよろしければぜひ遊びにいらしてください。


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