子育ては妊娠期から始まっていた。思い当たるところはありませんか？
あなたの理想な子育てを現実にする。
そんな子育て伴走支援をしている、パーソナル保健師のやなせまみです。
私は、二年前まで公務員の保健師として仕事をしていたので、母子手帳を交付する仕事なんかもしていました。
保健師のママへのご支援は、母子手帳を交付するときからスタートするからです。
ママの心配が高い人は、妊娠中にも「ご様子はいかがですか？」と電話したり、家庭訪問をしたりします。
・望まない妊娠をしたけど、出産することを決めているママ
・子どもが好きじゃないけど、妊娠してしまったママ
・高齢出産のママ（やはり色々な面でリスクが高いから）
・パパになる人がいないママ
・メンタル不調があるママ（うつ病、統合失調症など）
・持病を抱えているママ（難病など）
こんなママたちには、出産までに色々なご苦労があることが想定され、精神的にも苦しくなることが多いので、事前に把握をして、不安がないように情報提供したり、寄り添ったりしていくことを仕事としていました。
真面目で、責任感強く、頑張り屋、完璧主義、人にとても気が使えるママたち
ママが落ち着くと子どもも落ち着くよという記事を昨日、発信しましたが、本当にそのとおりなんです。
逆に、ママが不安や心配、焦り、怒りなど、マイナス感情が渦巻いていると、お腹の中の赤ちゃんも不安定になることがあります。
ママのお腹が締まって、切迫早産になりがちです。
色々なママを見てきましたが、自分軸が整っているママは、他人の目を気にして、休めないなんていうことがなくて、どんな状況でも自分の調子が悪いので休ませてください…と言えるんですよね。
職場からは、この忙しいときに…と白い目で見られますが…（汗）
私も、色々な職場の後輩を見てきて、この子は出産も育児も順調だわ…という子は自分軸整っていて、素直な子。
自分にも、相手にも素直。
助けてもらいやすいキャラ。
で、やっぱり妊娠、出産、子育てをこじらせてしまうママは、
真面目で、責任感強く、頑張り屋、完璧主義、人にとても気が使える素敵な人。
これ、無理がたたるんです、きっと。
自分の声を聞けない。
聞く余裕すらない。
聞いたところで、周囲の人を優先している。
自分がどう思われるか心配。
こうなると自分も苦しい。
心がぎゅーっとなると、体もぎゅーとなる。
自分を信用できないと、赤ちゃんも子ども信用できない。
お産は、自分をの力を信じて、赤ちゃんの生きる力を信じて、赤ちゃんとママが協力して成せる行為です。
ここで、まずは「自分が信じられない」「自分の声が聞けない」という状態のママ、妊娠・お産に突き進むと、子育ても大変です。
妊娠中は子育てをラクにするための練習をしている
今日の記事のヘッダーの写真のママは、私が妊娠期から伴走してきたママです。
先日、ご無事にご出産されて、最近ようやく里帰りが終わったところです。
まずは、本当にご無事でご出産されたことに私も嬉しい嬉しいという気持ちでいっぱいです。
里帰り前は、ご実家のお母さまとの関係も心配されていました。
HSP気質があるということで、色々なことに気を使ってしまう心配症のタイプのママでした。
メンタル不調が、以前にあったようで、だいぶ自分を見直されているところで、妊娠され、さらに色々とご自身を深堀されていらっしゃった中で、私と出会いました。
こういうタイプの妊婦さんやママさんの伴走支援で気を付けていることは、
・今後の見通しを立てる
・自分で決断して、自分で行動してもらうことで、成功体験を積める
・自分のマイナスな感情を整理する時間をつくる
この3点を意識して、伴走しています。
不安や心配が強い方は、先のことを考えすぎて、色々と悩んでしまう時間が増えます。
いや、それ起こってから考えたら間に合うよっていうことも、先に先に準備したり考えたりします。
子育てをし始めてからも同じで、子どもの先回りをしてしまったりするタイプになります。
このままいくと、過干渉や過保護のママになってしまうタイプです。
それを防ぐためには、妊娠中から、自分に起きた出来事に対して、自分の声をきちんと聞き取ってもらって、自分の意思で決断をくだす。
それを繰り返してもらうことをします。
あとは、先の見通しを立てるために、こうなることが多いんだよ～。
という起こりやすいトラブルや不安を先に伝えます。
そうすると、「みんな同じなんだ」と安心できることが多くなります。
周りに気を使う方は、自分が周りと同じだと安心する場合が多く、周りと外れていると、心配や不安が強くなる傾向があります。
私は今まで保健師として、本当に色々なママの子育てを見てきましたし、色々な障がいを持ったお子さんも見てきました。
「その悩みあなただけです」なんていうことはないんです。
ママたちが知らないだけで「みんなよくあることですよ」と伝えるだけで、とっても落ち着くママが多いです。
妊娠期、子育て中だからこそ自分の声を聞いてほしい
私が今妊娠中のあなたに伝えたいこと…
妊娠期だからこそ、いつもの倍くらい「自分を大切にしてあげて欲しい」
自分中心でいい。自分軸を整えよう。
私のnoteをご覧くださっているママは、本当に真面目なママが多いので、だいたい人のために頑張りすぎです（笑）
妊娠期から、自分を大切にする練習をして欲しい。
そうでないと、子育て始まったら、もっと自分を犠牲にします。
そんなママたちをたくさん見てきました。
妊娠中がつらかったら、子育てもつらくなりやすい。
あんなに大変な思いをして生んだ子なのに、こんなに不妊治療を頑張ってつくった子なのに…となりやすいんです。
妊娠期、出産で辛い思い、苦い経験をしたママさんもいらっしゃるでしょう。
「今、子育て楽しめていますか？」
もし、妊娠したときから、ずっともやもやしたものを抱えているあなた。
産後うつになった、育児ノイローゼになったというあなた。
ママによって、抱えているものは様々ですが、どこかにあなたが、苦しくなる原因が必ずあります。
そして、その思考を変えるときは、子育てしている今です。
自分の声を丁寧に聞いてあげましょう。
今、この記事を読んで思ったこと、どこでもいいので書き出してみてください。
「今まで頑張ったね」
「本当はもっとうまくやりたいのに」
「誰も子育て手伝ってくれないから、こんなに苦しい…」
いろーんな感情が、人それぞれあると思います。
それを自分で客観的に見てみることがまず大切ですね。
私は、保健師としてどんなママでも応援して、あなたの理想に近づくために背中を押しますよ☆
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