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DEI①

先日、NewsPicsのThe Updateに参加してきました。
このときののテーマは「DEI」。
DEAのドラマじゃないですよ笑
でも、このDEIって一体何なのか、改めて考えてみる良い機会になりました。

そもそもDEIとは

「Diversity(多様性)」「Equity(公平性)」「Inclusion(包摂性)」の頭文字を取ったものです。
簡単に言えば、多様な人材が公平に扱われ、それぞれの個性や能力が十分に発揮できる環境を作ることを目指す考え方ですね。

多様性(Diversity)

性別、年齢、国籍、文化的背景、障害の有無など、様々な特性を持つ人々が共存すること。

公平性(Equity)

機会の平等だけでなく、結果の平等も目指すこと。それぞれの置かれた状況に応じた支援を行うこと。

包摂性(Inclusion)

多様な人々が受け入れられ、尊重され、貢献できる環境を作ること。

DEIを推進する上で重要なのは、

無意識のバイアスを認識し、それを取り除くこと


「男性だから」「若いから」「外国人だから」といった先入観で人を判断するのではなく、個々の能力や可能性を公平に評価することが求められます。
DEIの文脈では、しばしばマイノリティ(少数派)の権利や機会の保護が強調されます。
しかし、真のDEIはマジョリティ(多数派)も含めた全ての人々が尊重され、活躍できる環境を目指すものです。
ここで疑問が浮かびます。
なぜDEIが必要なのでしょう?

  1. イノベーションの促進:多様な視点が新しいアイデアを生み出します。

  2. 優秀な人材の確保:多様性を尊重する組織は、幅広い人材を引き付けます。

  3. 社会的責任:公平で包摂的な社会づくりに貢献します。

  4. 経営パフォーマンスの向上:多様性のある組織は、より高いパフォーマンスを発揮するという研究結果もあります。

「DEIが進まない」という声をよく聞きますが、実は別の視点もあります。
例えば、「男性の家庭進出が進まない」という問題。
育児経験のある男性は、職場でも家庭でも異なるレベルの理解と行動力を示すことが多いハズです。
つまり、DEIの推進は職場だけの問題ではなく、社会全体の意識と行動の変革が必要なのです。
が、DEIの成果を測るのは簡単ではありません。
単純に女性管理職の比率だけを見るのではなく、以下のような多面的な指標が必要なのではないでしょうか。

  • 従業員満足度

  • 離職率の変化

  • イノベーション指標(新製品開発数など)

  • 組織の意思決定の質

  • 顧客満足度の変化

DEIのゴール

は、単に数字上の多様性を達成することではありません。
真のゴールは、多様な個性や能力が最大限に発揮され、それによって組織と社会全体が豊かになることです。
そのためには、継続的な取り組みと意識改革が必要です。
一朝一夕には実現できませんが、一歩一歩着実に前進することが重要です。
DEIは、テクノロジーと人間性の調和を追求し、個人と組織の持続的な成長を実現する世界をデザインするという私の世界観にも深く結びついています。
多様性を尊重し、公平性を確保し、包摂的な環境を作ることで、私たちはより豊かで創造的な社会を築くことができるハズです。

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