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「何故だろう、気になる」ティザー効果

昨日に引き続き文化祭について。何故クラスの出し物を考えると「肝試し」や「お化け屋敷」が必ずと言っていい程多くの票を集めるのか不思議です。クラス担任は出し物をホームルームなどで考えさせますが丸投げするととんでもなく大変な出し物や誰も見にこない寂しい展示になってしまうことがあります。生徒が自ら積極的に行事に参加するために活用できる心理学の効果があります。それは


ティザー効果


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これは、多くのCMで用いられており商品のシルエットや影などの一部の情報のみを与えることで、消費者の気を引き期待を膨らませ、購買意欲を高めるというものです。以前マクドナルドの新作ハンバーガーの発表の際、使われていましたね。その広告に興味を持った消費者であれば期待が膨らんだ分、その商品が発売された時の注目度も高まります。


今まで挑戦した文化祭の出し物


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今までクラス担任として生徒と協力し、様々な文化祭の出し物をやってきました。定番のダンス、ペンライトアート動画、千と千尋の映像劇、バカかっこいい動画、サンドアート、その中で一度も「お化け屋敷」には取り組みませんでした。それは皆がやるであろう出し物をしてもつまらないですし、クラスで協力して全く新しいことに挑戦するということが大切だと考えたからです。


ゴールをイメージさせ、完成形を小出しに


生徒たちが「肝試し」をやりたがるのは自分たちの中に選択肢がないからだと思います。文化祭=肝試しというイメージが強く、他の選択肢を考えるチカラが乏しいのでしょう。まずは世の中のトレンドや他校でどのような出し物に挑戦しているかを調べ、その中でどのようにすれば自分たちもその出し物ができるかゴールをイメージされ、担任はその完成形に近付けるようヒントを小出しにしながら一緒に製作していくことが理想ですね。教員の中には「生徒がやりたいようにやらせる、失敗も経験」と一見すると正論に思えますが失敗体験をすることがわかった上で何もしないのはクラス•マネジメントとしては間違っているように思います。出し物を製作する過程で衝突や苦悩、失敗もあるかも知れませんが大切なことは「最後には完成させ、成功体験にする」、これが担任の一番重要な役割だと、私は考えます。


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