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「アニメ好きですよね?」サトルクエスチョン

盆休みが近付き、3年生の進路決定に向けての面談もようやく一段落しそうです。担任の先生方、お疲れ様です。僕も経験はありますが明確に進路先の希望を持っている生徒・保護者であれば具体的な出願時期や自己推薦文の書き方などの話を短い面談時間の中で進めることができます。しかし、すべての3年生の生徒がこの時期に明確な進路希望を持っている訳ではなく中には三者面談中に意見の創意から親子ゲンカに発展することもたまに、、、なかなか思春期で親子で意見が言えないご家庭もあるのでそのケンカの中で話ができれば良いとも言えますね。一番困るのが「無言」です。なかなか意見もなくただただ無言で面談時間が過ぎていくともったいないですね。そんな時に使える心理学の効果が

サトルクエスチョン


と言います。この効果は、相手の状況や言葉からある程度物事を推測し、それを織り交ぜた質問をすることで、相手の話を引き出しやすくする心理学を用いたトークテクニックの1つです。例えば面談の際、机の上に置いた保護者のスマホの待ち受け画面が「東京リベンジャーズのドラケン」だったとします。そこで会話の糸口として「アニメ好きですよね?」と切り出してみまます。するとアニメ全般が好きであればそのまま「はい」と返ってきますが否定したい場合は「アニメ好きではなく東京リベンジャーズだけが好きなんですよ、特にドラケンが笑」などの返答があるはずです。人間はあえて決めつけられると否定したいという心理が働きます。

またこれは営業などのトークでも使えます。例えば体を鍛えていそうな人に「体格良いですね。毎日ジムに通ってらっしゃるんですか?」と問いかけてみます。ここでのポイントは「毎日」とあえて決めつけてしまうことです。否定する場合は、「ジムには通っていますが、毎日ではなく週2くらいですよ」とその人のパーソナルな情報を聞き出すことができます。


常にアンテナを張り、相手に興味を持つ


ここで大切なことは日々の流行や相手が興味があることに対してアンテナを張り、それに気付くことです。ここで「東京リベンジャーズ」や「ドラケン」を知らなければ会話の糸口として質問ができません。先日実写版の「東京リベンジャーズ」を地上波でやっていましたがご覧になった方は今記事を読まれている方の内、何割くらいでしょうか。このサトルクエスチョンのサトルとは日本語が由来で「悟る(さとる)」こと。物事や相手の気持ちの真の意味を知るために日頃から意識しましょう。


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