vol.4 【採用戦略】ハッキリしてる?事業モデルの明確化
いつもお読み頂きありがとうございます。前回は【vol.3 メチャ大事!「理念からの採用story」】をご紹介しました。企業理念からビジョンへ、ビジョンを実現できるメンバーにしっかり取組や足元の活動をstoryとしてイメージできるようにすることの意味を解説しました。
ほとんどの求職者さんは、①これまでの経験・資格が生かせるか?②希望の待遇で働けるかでしか企業を選んでいません。この辺の内容は後々公開しますのお待ちください。
さて、今回はビジョンの具現化において現在行っている事業がテーマとなります。採用においては、実際にはこの事業を担うメンバーを集めることになります。
◆事業モデルの明確化
◇介護保険サービスの説明?
さぁ、あなたは自分の会社の事業についてどこまできちんと理解していますか?
社外の人、取引先はもちろんのこと友人、家族にきちんと理解できるように説明できますか?
特に介護事業所で働いていると公的介護保険サービスなので、介護保険法令に照らし合わせた回答になってしまいますよね。
例えば、
65歳以上になった高齢者が病気やケガなんかで介護が必要になって、要介護認定を受けて介護度判定が下りた方が必要なサービスを自分で選んで使えるんだよ。
うちはデイサービスなので、送迎付きで施設にきてもらって、運動やお風呂、レクリエーションをやって楽しんでもらっているんだ!食事もだしてるね。車いすの人や認知症の人もいるから大変。でも困っている人の助けになるからやりがいはあるよ。
ってな感じですかね。
これって、デイサービスの説明じゃないですか?
これでは採用難の中で求職者に選択の判断基準が提示できないので、給与や福利厚生といった処遇面での勝負になります。中小企業、ましてや零細事業者はこの土俵では大手に絶体勝てないのです。というか、この土俵で戦ってはいけないと言うのが私の持論です。
◇事業モデルの取組背景
事業の詳細をきちんと理解し、説明できないと採用負けします。
①数あるサービスの中でなぜデイサービスを事業としてやっているのか?
②どんな利用者にどんな価値を提供しているのか?
③自分の事業所は他のデイサービスとどう違うのか?
これが求職者さんに提示できる選択基準となります。中小企業であるからこそ、何ができるのか?大手(他社)との違いは何か?待遇や福利厚生以外の価値は何か?
事業にかける想い、実際の取組、これらがストーリーとして求職者さんに伝えられてこそ、他の事業所ではない《ここで働く理由》となるのです。
私達RARECREWが行っている入浴特化型短時間デイサービスは、その誕生からストーリーが存在します。
これは一例です。当社での事業は全て企業理念を軸につくられているので、そのつながりをどんな事業でも説明ができます。ここに一貫性と整合性が生れていきます。そのような価値観の企業で働く意味を選択しとして提示させてもらっています!!
前述したように、こと、介護サービスにおいては介護保険法の順守が大前提ですので差別化が図りにくいように思いますが企業理念の実現のために「公的介護保険サービス」と言う選択をしているだけだと言うことを忘れないでください。
◇採用メンバーは共通言語化必須
採用に関わるメンバーは、企業理念の実現に向け、選択された「事業」は誰にどんな価値を提供するものなか、ハッキリ言語化できるように準備してください。
そして、共通言語として扱いましょう。
人によって言っていることが変わるのはNGです。
求職者さんにとってわかりやすいさと納得感が意思決定においてとても大事な要素であると心得ましょう♪
訪問介護や居宅介護支援といった事業は特に俗人化(メンバー依存)しやすい事業ですのでしっかりと事業ビジョンをつくっておく必要があります。目指すべき姿がないとその時点で採用できないと思ってください。
今回の記事はここまでです。次回はやみくも採用から脱却するための採用計画の重要性について解説していきますのでお楽しみに!
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