オープンデスク体験記―代表との面談①―
突然告げられた面談
今日は雨だった。
事務所の最寄駅を降り、
小さな折り畳み傘を開き、
足早に事務所へと向かう。
朝もうちょっと寝ようと思ったせいで、
時間は結構ギリギリだ。
朝の掃除の時間に間に合うだろうか。
途中、交差点の信号に引っ掛かった。
心の中では足踏みをしていた。
青になった。
横から所員さんが現れ、歩く速度を緩めた。
正直、ちょっと安心した。
「おはようございます!」
「おはよう!いきなりの伝達で申し訳ないんだけど、
今日○○さん(代表)と面談あるので