オープンデスク体験記―「ととのう」とは何か―

こんばんは、Renです。

今日はオープンデスク2日目でした。
あれ、3日目じゃね?
って思った方、○○(筆者の苗字)検定3級を差し上げます。実は初日に壮大なトラブルがあって、本来2日目であったはずの昨日はお休みをいただいておりました。そして、お気づきの方もいるかと思いますが、今日は「オープンデスク体験記」とか言いながら、サウナ体験について語ろうと思います。

初めてサウナに「ちゃんと」入る

オープンデスク期間の2週間、サウナ付きのカプセルホテルに泊まる日がある。今日はその日。

初日のトラブルはまだちょっと引きずっているけど、サウナは楽しみである。別にサウナ好きではない。ただ、サウナというもの、「ととのう」というものをまだしっかりと体験したことがないから、一人でサウナに入るこの機会に「ととのう」を体験しようじゃないか、と思ったのだ。

昔初めてサウナに入ったとき、「え、ここ地獄?」と思って以来、サウナには興味がなくなっていた。

だけど、去年友人とスノボに行った帰りの温泉で友人がサウナにしっかりと入っていて、なかなか気持ちよさそうだった。

聞くとルールやマナーというものもあるらしい。ちょっとだけ入ってみたけど、全部ちゃんと予習をしなきゃ、なんだか入った気になれない性格なのだ。


今日、ホテルについて晩ご飯を食べながら目の前にiPadを立て、サウナの入り方を予習する。他のお客さんに見られないように、画面はちょっと暗くして笑

そして、いざ、大浴場へ。

まずはいつも通り頭と体を洗う。サウナ前のマナーでもあるが、これできれいな汗をかくことができるらしい。


1回目。

けっこうな人が入っていて、入り口近くしか座れない。入り口近くはドアの開閉があってちょっと空気がぬるくなる瞬間がある。まぁ、空いてないししょうがないか。頭に濡れたタオルを巻き、
乾燥で髪が痛まないよう保湿する。

サウナにはテレビがあるところが多い。多いって、そんなに入ったことないけどね。音声はないから、映像に少し遅れた字幕がついている。脳内では、映像をいったん記憶の隅において、遅れてくる字幕を合わせていく作業をどうにかこうにか、うまくやろうとしている。

そんなことを考えていたら10分を測る砂時計の砂が落ち切っていた。

サウナ室を出る。

ここで水風呂、ではなくいったんかけ湯をする。水風呂に入る前に汗を流すためで、これもマナーの一つ。ひしゃくでお湯をすくい、周囲に水が飛ばないよう、少ししゃがんでかける。そんな配慮も必要なのね…

息を吐きながら水風呂に入り、少し気持ちよさを感じ始める。

水風呂を上がって椅子に座り、背もたれに少しだけ体重をかける。正面の、タトゥーをいれた兄ちゃんは、全体重をかけて上を向き目を瞑っている。自分もそうしてみたい気持ちはありつつ、初心者という自覚がそれをさせてくれない。なぜかはよくわからない。

その間、スタッフが大浴場に入ってきた。ロウリュのための水を汲んでいる最中、手に持ったボトルから何かを水に入れた。このご時世、消毒液か何か?と思ったけど、その水は捨てなかった。はて?


2回目。

また何人かが入っていた。自分が入って数分後、
タトゥーの兄ちゃんその2が入ってきた。すぐに水を汲み、サウナストーンにかけようとする動作をする。

の前にこちらを見て一言。
「いいっすか??」

そうしてロウリュをすると、蒸気によって体感温度が上がり、より汗をかくことができる。

「やったれやったれ」
と後ろからの声。

自分も、勢いよくグーサインを出す。

「吟じます」
と兄ちゃんが言う。

サウナストーンに水をかけた時のジュ~っというあの音のことを言ってるのだろうか。だとしたら、なんか、いい言葉だ。

ジュ~~~~~。

モワっとする空気と同時に、アロマオイルの香りが広がる。そうか、スタッフが入れてたあれはアロマオイルか。

砂時計の砂が落ち切り、いちばん近くにいた自分がまた反転させる。
「ありがとうございます」
と誰かが言ったのを聞いてサウナ室を出た。


「ととのう」ということ

2回目も終わり、同じようにかけ湯をし、水風呂に入り、椅子に座る。血が巡っているのか、ポカポカしてくる。これが「ととのう」ということなんだな。

今日はオープンデスクから20時ころにあがってもう遅い時間だから、もう上がっちゃおうか。

そして今、サウナから出てこれを書いているが、書くことで気づいたことがある。サウナに入る良さとは「身体がととのう」ことだけではない。

ルールやマナーを守って、他のお客さんに配慮した行動や言動をすることで、なんだかジェントルマンな気持ちになれる。

身体と同時に「心もととのって」いる。

サウナビギナーながらにそんな気がした。



今日も読んでいただきありがとうございました。

そんなあなたに、○○(筆者の苗字)検定2級を差し上げます。今度はちゃんとオープンデスクのことも書きたいです。

では、また。

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