オープンデスク体験記―代表との面談②―

今日は、昨日の投稿
「オープンデスク体験記-代表との面談①-」
の続きを書こうと思います。
では、さっそく。


「大学院に行く切符はいつ使ってもいい、大学院は開かれている」

事務所についての質問が終わり、今度は自分の個人的な悩みを話してみる。

そう、進路選択についてである。

しばらくの間大学院進学を考えてきたこと、経験程度に就活をしている中で内々定をいただいたこと。悩み始めた大まかな経緯を話して、どう選択していくのがいいか意見を求める。

進路選択に迷い始めた経緯の詳細はこちら↓↓↓

── 僕も研究室を持ってるからわかるけど、
同じような悩みを持ってる人は
いっぱいいるんだよね。

── 僕は、『大学院に行く切符はいつ使ってもいい』と思ってます。どうしても、大学院に行くのは今じゃなきゃダメだ、それが正しい道だって思ってしまいがちだけど、そんなことはない。別に社会人になって何年か働いてみてからでも、勉強し直したいと思ったらいつでも大学院に入ることはできる。もちろん院試対策はしないといけないけどね。でもそれはみんな同じじゃないですか。すぐに入るにしたってそうじゃないですか。仕事しながらはちょっと大変かもしれないけど。内部の大学院だったら、君なら入れるでしょ?わかんないけど、たぶんそうだと思うんですよ。切符は既に、これからもずっと持っていて、あとはそれをいつ使うか、というだけで。

── ちゃんとデータも与えますね。新卒で3年以内に転職する割合は約3割だと言われてます。転職は別に珍しいことじゃなくなってきている。あと、1つの会社での平均継続年数は12年ぐらい。23歳で就職するとして、60歳まで仕事をするとしたら、転職は3~5回ぐらいはすることになりますよね。今後、平均寿命が長くなっていって、70歳、80歳までやるような世の中になったら、もっと転職することだってありえる。(いろんな仕事がある中で)転職をする時、学び直すことの価値は高まっていると思うんです。そして、外部入学者が一定数いることからもよくわかると思うんですが、『大学院は開かれている』んですよね。

一語一句はさすがに合ってない。ただ、

『大学院に行く切符はいつ使ってもいい』
『大学院は開かれている』

この言葉はしっかりとiPadにメモされている。

かなり汚いのはスルーしてもらって。

iPadのメモ。というか殴り書き。自分が読めれば良いのだ。

── あれでしょ、君は頭で考えちゃうタイプでしょ。メリットデメリットがどうだとか、いろいろ比較して、最善をいこうとする。男子の思考だよね笑

── 恋愛で考えてみてください。この人と付き合うとこんなメリットがあって、自分はこういうことができるようになって、自分が知ってる人と比較して総合的に良くて、とかっていきなり考えないですよね。…え、考えます?笑

デザイン系学生の母、Kさんも言ってた。
「就活は恋愛みたいなところがあるから」
はい、きました。やっぱり、恋愛なのね。

Kさんに相談したときの話はこちら↓↓↓

そこに別の所員さんが現れる。

所員さん ── ○○(代表)さん、ちょっとだけいいですか。 この模型ってどの向きで置きます?こんな感じでいいですか?

代表 ── いや、(指をさしながら)お施主さんにはそこを見せたいし。もう少し、こう。うん、そうそうそう。

所員さん ── でも、~じゃないですか?(ここの内容は覚えていない)

代表 ── いや、大丈夫、~だから。あ、この人も男子だね笑

所員さん ── そうっすね、僕も男子っすね笑

所員さんが去っていった。


── 最善をいくのもいいけど、今このタイミングだからできることって何だろう?と考えることも大事ですよ。(内々定をもらった)その事務所は、今を逃したらとってくれないっていう可能性もあるわけでしょう?自分のやりたいことに近いって言うし。

今このタイミングだからできること、今しかできないことって何だろうか。

── 建築もデザインもそうだけど、人生も、アップデートしていくことが価値なんじゃないですかね?(この話は「代表との面談①」から続いている)それが、大学院に戻るとかかもしれない。最初はうまくいかなくたっていいんです。企業なんて、行ってみないとわからないことだらけですよ。

── 行ってみないとわからないことだらけなのに、君みたいな男子はああだこうだ比較して考える。それもいいけど、ちょっと気になるところ、惹かれるところにまずは行ってみるのもありなんじゃないですかね。


これからやるべきこと

── これは永山祐子さんが言ってたことだけど、『就活は自分に合わない企業探し』って。確かにそうだなと思っていて。世の中自分に合う企業の方が少ないんで、ここは自分には合わないなっていうのを見つけていければいいんじゃないですか。

── いろんな事務所とか企業に行ってみて、1週間ぐらい働けばいいんじゃないですかね。それは、データを得るとかじゃなくて、現場の雰囲気とか実際の仕事が自分に合っているかどうかの確認として、です。

── そして、社員と話して、なぜそこに決めたのかを聞いて、そして実際どうだったかを聞くんです。あとは他の選択肢もあったのなら、迷った理由も聞きます。他の選択肢の方も後でちゃんと調べる。

これは自分が考えていたこととかなり近かった。めちゃめちゃ納得感があった。


自分 ── この相談をする前は、代表からは大学院のメリットを聞けて、そちらを勧められるものだと思ってました。

代表 ── いやいや、そんなことないですよ笑 君と同じように頭で考えちゃう男子には、僕からこうやって客観的なデータを教えて、あとは彼らに判断を委ねているわけです。その方がスッと入ってくるでしょう?


頭の中がかなり整理されるような、とても良い面談になった。

── じゃあ、ありがとうございました!
── ありがとうございました!


今、日記を書いていて思ったことがある。

面談を終えて1日以上が経過しているけど、会話の内容をかなり覚えている。メモとnoteのおかげかもしれない。

アウトプットを前提にしていると、インプットが記憶に定着しやすいのだろう。



今日もこんなに長い文章を最後まで読んでくれてありがとうございます。

では、また。

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