オープンデスク体験記―初日―
こんばんは。
今日こそ、待望のオープンデスクについての記事です。
2週間という長い期間なので、
ここで自分が何をしたのかを
後からでも振り返ることができたらと思います。
ですが、内容の詳細については
守秘義務というものがあるので、
当たり障りのないことを書きます。
あらかじめご了承ください。
ぬるっと始まった初日
初日。
オープンデスク期間、朝はいつも10時から始まることになっている。
その10分前、9時50分からは
事務所内の掃除をその場にいる人たちで行い、
一日の業務がスタートする。
(その前から始まる人もいるのだろうけど)
朝の掃除は毎日やっているようだけど、
ゴミはたくさん出てくる。
そう、模型作成があるからである。
建築学生の家と言えば、
テスト期間と設計課題の最終講評付近になると
ゴミ屋敷になる、というのが当たり前だ。
いや、実際のところは知らないけど、
お願いだからみんなもそうであってくれ、
というのが自身の本音だ。
模型を作ると机上は模型の素材や端材で埋め尽くされ、
行き場を失った他の物たちは自然と
床やベッドに追いやられる。
ベッドに寝るときは、
それを自分が座っていた椅子に置き、寝る。
もっとも、ベッドで寝ないときもあるのだけど。
自分のうちにも、毎朝9時50分に
どこからともなく人が集まってきて
いつの間にか片付いていたらいいのに。
それはさておき、
いちばん最初にあった所員さんに
「今日からインターンに参加させていただく○○です。
よろしくお願いします!」
とさわやかな挨拶を決め、
他のインターン生やバイトの人が
集まっていそうな場所(模型作業の場所)
に荷物を置き、周囲の掃除を始めた。
掃除が終わるとそこに別の所員さんがやってきた。
どうやらバイトらしき人に何かを指示しているので
自分もそれを聞く。
お施主さんへのプレゼンに使う模型作成を
そのバイトらしき人と自分がお願いされた。
…どうやら自分もバイトの人だと思われているらしい。
まぁ、指示されたしとりあえずやるか。
説明はほとんど何もわからんかったけど。
2人で一緒に作業をする。
いつの間にかぬるっと始まった感覚。
もうそうして20分ほども作業をしていた。
自分の愛するもの、好きなものってなんだ
作業をしていると、
「インターンの子がまだ来ないんだよね」
という話を隣で始めたまた別の所員さんがいた。
いやそれ絶対ワシやないかい。
と言ってしまうのをこらえ、
「もしかして自分ですか??」
と言い、名前を伝えると、
所員さんはごめんねと言って笑う。
「いきなり模型やってくれたけどまずはそっちじゃなくて…」
2枚の紙を渡された。
事務所内でインターン生の情報共有をするため、
自分の愛するもの、好きなものを深掘りしてほしい
というものだった。時間は30分。
こういうのってなかなか出てこなそう、と思ったけど
幼少期から今までの自分の人生を振り返りながら
順を追ってたどっていき、
マインドマップを書いていくと、
愛するものや好きなものが意外と深掘りされた。
・サッカー、フットサル
個人プレイもいいけど、
どっちかといったらチームプレーの方が好きなのかも。
とか。
設計においてもそうなのだろうか。
・旅行、街歩き
そこで建築や風景を撮るときは人を入れたい。
行先で会う人とのコミュニケーションも好き。
・やりたい建築はない
お客さんとのコミュニケーションが密にとれて、
要望ができる限り叶えばいい。
お客さんの作りたい建築が自分の作りたい建築。
…多分、建築も好きだけどそれ以前に
人が好きなのかもと思ったりした。
こんな短時間で、
自分の好きなものを改めて確認し
その共通項にたどりつけたことに少しだけ驚いた。
卒論、卒計、就活なんかに使えるかもね。
・
・
・
今後のオープンデスク体験記は、
一日ごとではなく数日まとめたり、
お昼ご飯についてピックアップしたり、
相変わらず気まぐれにやっていきます。
では、また。