人生の教養が身につく名言集
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今回は三笠書房さんから2016年7月13日に出版された、出口治明(でぐちはるあき)さんの『人生の教養が身につく名言集』をご紹介したいと思います。
本題に入る前に少しお知らせをさせてください。
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それでは本題です。
どうですか皆さん、名言とか格言とかはよく見たりしますか?
好きな人も多いんじゃないですかね?
私は名言とか格言とかが大好きで、よく調べたり、名言集みたいのも見たりするんですけど、名言は背中を押してくれたり、心を軽くしてくれたり、人生にとって大事なものを気づかせてくれたりと、本質的な言葉が多いじゃないですか。
名言を知るって、教養の1つだと思うんですよ。
教養は、本を読んだり、人から話を聞いたり、旅に出たりする中で、いろんな新しい経験や気づきを得て、自分の中に「知っていること」が、どんどん増えていくじゃないですか。
要するに自分の中に「自分の辞書」が、どんどん増えていく感じですよね。
その中でも名言というのは、言ってみれば、教養を一言にシンボライズしたものだと思うんですよ。
時間や空間を超えて、多くの人たちに、「これは面白い」とか「これは真実だ」「これは覚えておこう」と支持されてきたからこそ、語り継がれて、何十年、何百年たった今でも残っているものも多いんです。
本質的だからこそ、いつの時代でも、その言葉に救われる人や、その言葉が道しるべになってくれたりすると思うんですよ。
著者の出口さんは、ライフネット生命の創業者であり、週に5〜6冊は本を読む読書家でもあり、書籍もたくさん出版されている方なんです。
そんな出口さんが書かれた本書の中から、私が心に響いた名言、みなさんに知ってほしい名言を、いくつかご紹介したいと思います。
社会派ブロガーちきりん
1つ目は
『「愚痴を言う」「他人をねたむ」「誰かに評価してほしいと願う」……人生を無駄にしたければこの3つをどうぞ』
という、社会派ブロガーで有名な、ちきりんさんの名言です。
この3つを口にしていると、本当に人生を無駄にしてしまうなと感じます。
その人が幸せな人生を送ってきたかどうかと言うのは、死ぬときまでわからないじゃないですか。
これは人生の真実だと思うんですよ。
済んでしまった過去の出来事にぐちぐち悩んだり、他人への恨みや妬み憎しみでモヤモヤしたり、悲しみを引きずり続けてウツウツしてしまったり、そんな毎日が続いては、人生は決して楽しくありませんよね。
これでは、せっかく与えられた人生を無駄にしているようなものですよね。
そんな時間があるんだったら、例えば、「今夜の夕食はどんなおいしいものを食べようか。どんなおいしいお酒を飲もうか。どの面白い本を読もうか」と、ワクワクしながら1日1日を過ごしたほうが、はるかに人生は楽しいものになると思うんですよ。
グチグチ悩んでいるより、「今日は何か1つ面白いことをやってみよう」と、行動したほうが人生は豊かになるんじゃないかなと思います。
シェイクスピア
2つ目は
「過ぎてかえらぬ不幸を悔やむのは、さらに不幸を招く近道だ」
というシェイクスピアの名言です。
「あのとき、ああしていれば…」とか「あのとき、あんなことを言わなければ…」だったり、過去を悔やんで「〇〇だったら」とか「〇〇していれば」と言った、タラレバを言ったところで、過去は変えられないですよね。
過去にやってしまったことや、やらなかったことを悔やんで、後悔したところで落ち込むだけだと思うんですよ。
いくら後悔しても過去には戻れないし、そうやって悩んでる間に、「今」という貴重な時間がどんどん消えていってしまいますよね。
だったら、過去を悔やむより、この先の未来を豊かにするためにも、前に進んだ方が、充実した人生になると思うんですよ。
AかBかで迷って、Aととう選択をしたんだったら、Bという選択をした場合の人生は、存在していないんですよ。
「Bを選択していれば……」と思うのは、ありえない世界を夢見ているだけなんです。
それでもどうしてもBという選択肢を諦めきれないのであれば、Bという選択肢をもう一度選んで、再挑戦すればいいじゃないですか。
「もう歳だから何もできない」と悩んでるより、やりたかったことがあるのなら、やってみればいいんです。
「やらない後悔より、やる後悔」です。
やりたかったと後悔するくらいなら、どんなことでも今すぐ始めてみるのがいいんじゃないでしょうか。
明日になれば、1日歳をとってしまうんです。
今日が人生で1番若い日なんですから。
タレス
3つ目は問答なんですが、
古代ギリシャの哲学者で、あらゆる学問に通じていた、七賢人の1人と言われている、タレスという偉人のエピソードなんですが、
そのタレスが、「1番困難なことは何か?」と問われて、「自分自身を知ることだ」と答え、「1番何が容易なことか」と問われて、「他人に忠告することだ」と答えたと言うエピソードがあるんです。
人は自分のことが見えているようで見えていなかったりしますよね。
でも、他人にはよく見えているものなんですよ。
本当にこちらのことを思って、歯に衣を着せずに、はっきりと指摘してくれる人がいて初めて、自分のことを客観的に見ることができるようになるんです。
要するに、自分の本当のリアルな姿を知るためには、他人からの指摘が欠かせないんです。
居心地の良いことを言ってくれる人ばかりでは、自分の本当の姿を知る事はなかなか難しいんです。
ゲーテ
4つ目がゲーテの言葉で
「世の中のいざこざの因になるのは、奸策や悪意よりも、むしろ誤解や怠慢だ」
と言う名言です。
人間関係はいつも順調なわけじゃなくて、ときにはこじれることもあると思うんですよ。
ですが、その原因を探ってみると、どちらかに悪意があったという場合よりも、どちらかがついうっかりしてコミニケーションを怠ってしまったが故に起こってしまう場合の方が、はるかに多いのではないでしょうか。
いざこざの原因は、単なる誤解や怠慢に過ぎなかったとしても、それが引き金になって、取り返しのつかない争いになってしまうこともあると思うんですよ。
それを回避するためには、普段からコミニケーションを怠らないように心がけることが大事なんです。
要するに、「言わなくてもわかってもらえる」と言うのは幻想だと言うことです。
誤解が生じないように、きちんと言葉で伝えていくことが大事なんだと思います。
ここまで本書の名言をお伝えしてきましたが、ここからは、本書には載っていないんですが、私が個人的に大好きな名言をご紹介したいと思います。
ことわざ
1つ目はイギリスのことわざで
「学問なき経験は、経験なき学問に勝る」
と言う言葉です。
私も読書として、たくさんの本を読んでいますが、何度も再読して得た知識でも、それを行動に移して経験に変えなければ、たった一度の経験よりも未完成なものになってしまいます。
ノウハウコレクターになるのではなくて、学んだ「知識」を、経験を通して「知恵」に変えていくことが大事なんだと、気づかせてくれる、私にとってはすごく大切な言葉なんです。
自戒
2つ目は誰が言ったかわからない言葉なんですが
「空っぽのバケツほど蹴るとうるさい。中身が空っぽな人ほど、刺激すると不平不満を言ったり、激しく非難したりする。だから水がたくさん入ったバケツのように、中身が詰まった人になりなさい」という言葉があります。
中身のない人ほど、少し指摘されただけで声を荒らげて相手を非難したり、不平不満を言い続けるんです。
私もまだまだですが、蹴飛ばされたとき、水のたくさん入ったバケツのように、寛容な人で在りたいと思ってこの言葉を自戒にしています。
冒頭でもお話ししたと通り、名言には背中を押してくれたり、心を軽くしてくれたり、人生にとって大事なものを気づかせてくれたりと、本質的なことがたくさん詰まっています。
ぜひみなさんも、本書を手に取って、その言葉たちに触れてもらえればと思います。
今回は以上です
最後まで聞読んでいただき、ありがとうございます
それでは素敵な1日を
読書家のヒデでした
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