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本屋とは、知性というファッションを売る場所である

以前自分にとってのファッションの定義を考えてから、あらゆる分野でファッション性を感じるものについて考えています。

その中で感じたのが、本というアイテムのファッション性です。

今は本が売れない時代と言われますが、それでも10万部以上のベストセラーが定期的に生まれ、芥川賞と直木賞は毎年ニュースになり、雑誌の読書特集は安定的な売上を作っているといいます。

インターネットがこれだけ発達し、Web記事が溢れる世の中になっても本がなくならないのは、旧人類の懐古主義だけが理由ではないはず。

では何が本の人気を支えているのかというと、私は理由のひとつに『知的なファッション』としての本があると思っています。

ちょっと小難しい本を『読んだ』といって自慢したり、中身はよくわからなくても洋書を本棚に揃えておきたい気持ちは、誰でも一度は感じたことがあるものではないでしょうか。

特に本は動画や音声に比べるとリアルな "モノ"がある分、そのコンテンツに触れたということを暗に示すことができ、ファッションとして機能しやすい側面があるのではないかと思っています。

今後はいかにかっこいい装丁を作るかが売れる本のポイントになっていくのかもしれません。

実際、NewsPicks Magazineが発売になったときも『見た目がかっこいいから持ち歩きたくなった』という声がたくさん届きましたし、NewsPicks Bookが毎回装丁にこだわっているのもそうした理由があるのではないかと思います。(本当のところは箕輪さんに聞いてみないとわかりません。笑)

今は売れる書籍デザインといえば白地に黒で文字を大きくプリントしたものが主流ですが、これからは中身だけでなくモノとしての価値も高める必要があるという意味で、売れる装丁デザインは変わっていくはずだというのが私が最近考えていることです。

では、そんな書籍を販売する場所としての本屋は、これからどうなっていくべきなのでしょうか。

私が思うこれからの本屋の価値は、

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