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本を紹介する喜び


13年ほど勤めた本屋は、ポップで本を宣伝して販売するスタイルの本屋でした。


黄色い紙に黒ペンやポスカで文字やイラストが書かれたポップが店内に溢れる本屋。というか雑貨屋というか、その名の通り遊べる本屋というか。ヴィレッジ・ヴァンガードというか。


普通の本屋に置いてないような本(通称ヴィレッジらしい本)を売りたいと思い入社した本屋は、実際のところ本より雑貨を数倍売り上げる店でして…

※この辺りの話はまた別の機会に書きたいですね。


とにかく、自分の好きな本を仕入れて、自分の好きなように本棚に並べて、自分の思うがままにポップを書いて販売することが仕事の醍醐味でした。


この「自分がセレクトした本を売る」という楽しみや、やりがいがあったからこそ、薄給激務、辛いことや色んなトラブルがありながらも10年以上続けてこられたのでした。


脱サラして長月ブックスを始めてからは、書店ほどの売上がある訳ではないですが、お客さんと距離が近いのがいいですね。

特に本が好きなご常連さんと本についてあれこれ話ができるのが楽しいです。


また、インスタやツイッターで紹介した本を手に取りにご来店される方がいたりすると、もう本当に嬉しいです。


ということで、本を紹介する喜びがある以上は、本に関わる仕事を続けて行きたいなと思っています。

ではでは。


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