言語が世界で分岐した原因
言語の機能の一つに、対象を指示し他から区別する機能がある。恐らく進化の過程で必要なものと余計なものとを区別する能力を、意識や心などを持つようになったから、できるようになったのだろう。世界には多くの言語があるが、それらの言語一つ一つにも、そういった機能があるだろう。じゃあ、なぜ、それらの言語は複数の言語に分岐していったのだろう?
様々な要因があるが、自分の結論としては、「人類間の差別などの排斥が言語の分岐に関わっている。」と考える。先ほども書いたが、言語には必要なものと余計なものを区別する能力がある。過去の歴史で、集団のなかで腫物扱いを受けていた者たちは、その「余計なもの」として見られたのだろう。そして、そこから出ていくものもいたし、うまく生きていったものがいるが、その中には、元いた集団との決別というのが個人的な理由だが、別の言語を作って別の場所で文化を持ち生活していったのだろう。その排斥と独立と新しい言語の誕生を繰り返すことで、複数の言語が作られていったのだろう。
今も、排斥と独立と新しい言語の誕生が繰り返される瞬間が起こることもあるかもしれない。しかし、最近はグローバル化が進んでいるので、当分は起こらないかもしれない。しかし、排斥と独立はなんだかんだ起こり続けると考える。人間は自分たちにとって不都合な存在や気に障る存在は本能的に排斥させたくなる存在なのかもしれない。