しましん

札幌生まれ札幌そだちの初老オヤジ。孫3人。自分の年齢は、もう数えない。まいにち好きなこ…

しましん

札幌生まれ札幌そだちの初老オヤジ。孫3人。自分の年齢は、もう数えない。まいにち好きなことをひとつでもこなす。自分に優しい生き方をめざす。もちろん、家族にも、ひとさまにも、いきものにも、ものにも優しく。

最近の記事

読書のススメ

 前投稿記事、「コスパがスゴイ本」の続きです。「記憶に残す読書術~思わず本が読みたくなる名言」の中から、しましんの心に響いたトップ3を紹介します。(あえて順位はつけませんが) 『自分には学校というものは一切存在理由がなかった。自分にとって図書館と古本屋さんさえあればそれで十分であった。』司馬遼太郎 『宝島の海賊が盗んだ財宝よりも、本には多くの宝が眠っている。そしてなにより宝を毎日味わえるのだ。』ウォルトディズニー 『ぼくは読書が大好きだ。もっと多くの人に本を読むようアド

    • コスパがスゴイ本!

      「記憶に残す読書術」(大創出版) サブタイトルは「いますぐ本が読みたくなる!」 キャッチコピーに「読んだ内容を忘れる、時間がない、何を読んでいいかわからない…そんな読書とはサヨウナラ!」とあります。  この本は、プロのライター集団の共著ですが、参考文献の内容が集約され、とてもわかりやすい文章で書かれていて読書の活用法や楽しみ方のヒントをたくさん与えてくれます。目からウロコの話や、思わず本が読みたくなる名言格言コーナーも楽しく読めました。読書スキルが上がること請け合いの良書で

      • note初心者の ゆるやかな決意

         拙い作品を早々に読んでくださった皆さま、ありがとうございます。 この物語(シマフクロウのしまっち)のきほん設定はこんな感じです。  大森林の、限定的範囲を守護する強者が存在する。この物語では→しまっち。守護者の名を冠して「〇〇のもり」と呼ぶ。「もり」に棲む生き物は、種のちがいを越えてコミュニケーションが可能(テレパシーのような)。  登場する生き物は、擬人化され、さまざまな性格をもつ。年齢層はアバウトに若者とし、守護者にはおおむね従順。生命に満ちた、活気ある空間を描く。

        • Episode3 エゾナキウサギのナギ

          ♯「泣き虫ナギ」 ピッ ピイッ ピー… ピイピイッ ピーー ! 朝焼けの森に甲高い音が響く。 エゾナキウサギのナギは、いつも鳴いている。いや、泣いていると言うほうが正しい。やれ、「巣穴に小石が落ちてきた」だの 「自分が欲しかった食べ物を捕られた」だの 「暑い」だの、「水がない」だの。 よくもまあ、そんなに悲観することがあるものだと、逆に感心する。 「しまっち!ボクの回りでは、いつも不幸な事ばかり起こるんだ。」 そう言ってはまたピイピイと泣く。 ナギはメスだが自分のことを

        読書のススメ

          Episode2シマフクロウのリカ

          #シーン:しまっちとエナの行動を目撃したリカ(Episode0参照) リカは今、目の前の光景を受入れられず、 怒りの気持ちをどう静めたらよいのか答えを出せずにいた。 大嫌いなエナが、しまっちの懐で気落ちよさげに眠っている姿を見てしまったからだ。「あざといチビめ。引き裂いてしまおうか、それとも踏みつぶしてやろうか。」心に青い嫉妬の炎が揺らいでいる。 リカは、しまっちより少し若い、雌のシマフクロウだ。 華奢な体だが、他の何物とも異なる美しい羽色に、誰もが一瞬で目を奪われる。な

          Episode2シマフクロウのリカ

          Episode 1 シマリスのマリとエゾリスのゾリス

          「ゾリス!また私のドングリを食べたわね!」 「マリ、少しくらいなら、いいだろ」 「いつも私が埋めるのを見ているんでしよ!」 「見てないよ!」 「うそ!」 シマリスのマリと、エゾリスのゾリスが、また揉めている。 似たもの同士のせいか、互いに譲らず、なかなか決着がつかない。 二匹は、ほぼ同時に叫ぶ。 「しまぁっちいー!」 まどろみを掻き消す大きな声。 しまっちは、たまらず目を覚ます(昼間は勘弁してほしいなぁ…) そう呟きながらも、半開きの眼で二羽のもとへ飛ぶ

          Episode 1 シマリスのマリとエゾリスのゾリス

          Episode 0「シマフクロウのしまっちとシマエナガのエナ」

           しまっちは、この森の一角を守護しているシマフクロウだ。森には美しい川が流れ、澄んだ水が岩の苔を洗う。その苔を食べる魚も多くいる。川のほとりには樹齢百年を超えた巨木が連なり、木の実も沢山できる。命に溢れ 奥深い森だ。  しまっちの棲む森は、とても大きい。森の果てが、どこなのか、まるで見当がつかない。いったいどこまで続いているのか確かめてみたい…時々そう思うが結局、深く暗い森の奥までは行けない。何しろ生き物を拒む気配が強くて、どうにも羽がすくんでしまう。奥へ入ったが最後、もう

          Episode 0「シマフクロウのしまっちとシマエナガのエナ」

          はじめまして

          はじめまして『しましん』と申します。姓名を無理なく縮めた感じの、ありふれたニックネームでございます。常にありふれた呼び名で呼ばれておりました。しまちゃん(さん)、しんちゃん(さん)…小学校低学年まで遡り…『しまっち』当時、『○○っち』って呼ぶのが流行ってたのでしょうか。短い期間のごく限られた友人だけが使った、この呼び名がなぜか記憶に残り… とうとう物語の主人公にしてしまいました。北海道のどうぶつたちを擬人化した他愛のないストーリーですが、少しずつ公開させていただきます。

          はじめまして