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タナカ ユウヤ
2020年11月27日 18:52
土曜日の朝、仕事のためスーツに身を包み玄関を出る。今日はお客さんと会う日だ。客先までは片道1時間程度。電車に乗り、喧騒を消すように耳にイヤホンを挿す。ドラマ版『孤独のグルメ』が好きで、電車の中でもよく観るのだが、これがいけなかった。昼過ぎに客先を出て、まだ少し時間に余裕がある。その瞬間にふと、自分が空腹であることに気がつく。そうなってしまうと、私の中の孤独のグルメが、いや、
2020年11月20日 19:04
とんでもないタイトルにしてしまったが、初めに断っておきたい。この話は長いが、劇的な結末やその後が気になるような展開はない。なので、この話の最後の"オチ"の一文を、先に書いてしまう。「その気持ちを、さっきまで握られていた左手に乗せ、私は力強くタバコの空き箱を潰した。」個人的な過去の恋愛談を、それとなく「読み物」にしてここに綴る。大学生の頃、仲の良かった友人と「空きコマ」が被ったので談