生きづらさ対策をして社会復帰した方法6
はじめに
前回の記事で就労移行に改めて通う時に感じたことや社会復帰に向けて支援に足りない部分をカウンセリングとコーチングで補っていたことをお伝えしました。
今回は、具体的にどのようなことに取り組んでいたのか、その時に感じていた思いなどご紹介させていただきます。
前回の記事はこちら↓
自分の事を客観的に見る
最初に行ったことは「自分の事を客観的に見る」訓練です。
これは、「自分が思っている自分像」と「他者からみた自分像」を自ら書き出し、振り返りをしてもらいます。
振り返りをする中で、自己イメージにどれだけのズレがあるのか、そのズレがどのようにして生きづらさとなっているのか可視化することができました。
イメージのズレを書き出した次は、「スキな自分」と「キライな自分」を書き出しました。
ここでは、どんな自分がスキか、キライな部分をどうするとスキになれるかを可視化することで目標設定が可能になりました。
目標設定したらいつまでに達成したいか決めて取り組んでいき、数週間後に振り返りをしてイメージのズレと自分のスキな部分とキライな部分を再確認する。
この繰り返しによって自分を客観的に見られるようになり、次第にスキだと思える自分でいたいと思う気持に変わっていきました。
これまでは自分の事が好きになれずで自信もなく、不安で仕方ありませんでしたが、気持ちが変わったことで、こころが折れにくくなりました。
なりたい自分(理想の自分)になるために、「小さい目標」を達成することから始めました。
「なりたい自分=なれる自分」ではないと気付けたからです。
理想の自分になるために行動に移しますが、まずは「今できること」に取り組む事が重要だと思っています。
できない事が翌日いきなりできるようになる事はなくて、「今できること」に向き合い取り組むことでゆっくりではありますが理想に近づくことが可能になると信じています。
物事の捉え方を多角的にする
自分の事を客観的に見られるようになった次は、物事を1つの考え方ではなく、いろいろな面から考えられるようになるための訓練を行いました。
この訓練は、自分の考えに固執しないための訓練でもありました。
1つの言葉に対して、自分と他者とではどのような受け止め方の違いがあるのか、関係性や状況はどうか等を自分なりに答え、その答えに対して更に考えられる状況を解説してもらいました。
自分にはない考え方や状況があることを知ることで、新たな気付きになり、自分では気がつけなかった考え方や受け止め方があることを知れるいい機会になりました。
この繰り返しを約2年かけて行っていく中でだんだんと物事が多角的に見られるようになり、極端に落ち込むことが減りました。
次回はこれまでご紹介してきた内容のまとめで締めくくらせていただこうと思います。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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