見出し画像

レイの祈りからの気づき〜三次元と○○との間で生きる〜

さとうみつろうさんが主催する「レイの祈り」というイベントがある。

こういう系の話は好き嫌いが別れるところだが、私は結構好きである。
だって、面白そうじゃなーい!?
しかも費用はかからないときている。

ということで、ワクワクしながら「個人的な願い」「自己中心的な願い」をまとめてみると、これがなかなか難しい🤔

さとうみつろうさん曰く、この日に投げる願いはあくまで「個人的な願い」でなくてはいけない、というのだ。

個人的な願い。

例えば「不登校の子供が学校に行きますように」はNG。これは子供のことであって、自分個人のことではないからだ。

「お金持ちになりたい」もNG。「お金持ち」は誰かと比較している状態なので、これは個人的な願いとは言えない。

「1億円欲しい」もNG。「1億円」は手段であり、個人的な願いそのものではない。

てなことを考えていくと、今まで願っていたことって、自分の願いだと思っていたけれど、実はそうではなかったのか!?ということに気付かされた。

で、さとうみつろうさん独自の、この「個人的な願い」を洗い出すいくつかの質問があるのだが、それに答えてみた結果、私の願いは以下の通りになった。

ふむー。
なかなかいいのできたんじゃなーい?
と、我ながらニヤニヤ😏
私の理想は、感性のままにアウトプットをして、そのアウトプットが誰かの心に響き、ついでにそれにより自分も経済的にも潤っちゃう、という究極の循環。
二拠点生活と言わず、多拠点生活OK。
いろいろな人に会い、初めて見る景色に感動し、土地の旬を美味しくいただき、大地の温もりを感じて眠る。

さ、最高や!!🙌✨

もとい。

その願いが叶う日(3/20 12:06 らしい)を想像してニヤニヤしてたわけなのだが。

その日の午後、猫のトイレ掃除をいつものようにしていると。
ふと、頭の中で声が響いた。



・・・てか、私って、みんなが羨むようなものを、全部持ってない?



例えば。

私には19歳の息子がいる。
このことだけでも、子供が欲しくてもできない方もいる中で、なんて幸せなことなのだろう、と思う。

さらに、だ。

彼はコンビニで、必ずアイスを2本買ってくる。
1本は自分のため。そして、もう1本は私のため。
デザートやおやつを買う時も、必ず私の分を買ってきてくれる。

まじ、やさしい😍

息子は19歳だが、私たち親子はよく話す。
息子が運営しているゲームサーバーのこと、別れた元彼女の話、今仲の良いゲーム仲間の話、私の渾身の作品を見せて感想を聞いたり。
そしてなんと、かわいいことにいまだに「ねぇ、これみてー」と、お気に入りの動画を見せてくる。こんなところは、小学生の頃となんにも変わっていない😍

え?それって、大丈夫なんですか・・・って?
なにをおっしゃる、マザコン上等!!
男性は多かれ少なかれ、みんなマザコンである。
母に優しい息子、何を悪いことがあろうか!
年頃の男子は母親に「くそばばあ」という年代かもしれないが、我が家の場合は穏やかで心地よい親子関係が継続中。これも実に、ありがたいことである。

例えばその2。
フリーランスとしての生活。
朝起きて会社に行く必要もなく、仕事をする時間も、その時のコンディションで自在に選べる。
どの仕事に、どのくらいの工数を割くか、どこまで注力するか、どれを捨てるか、全て自分で決めることができる。ただし、責任も当然、自分にふりかかってくるわけだが。

例えばその3。二拠点生活。
私は東京と福島の二拠点で生活をしているが、実は両方とも家賃を払っていない。
東京は実家で、福島はパートナーの住居。
本来は光熱費や家賃を入れるべきだが、現在は金銭的に厳しい時期ということもあり、免除申請中。シングルマザーになりたての時代だって、少ない給料から毎月、なんとか実家にお金をいれていたことを考えると、かなりの異常事態。

母とは本当に、色々、イロイロあったが、こうして居候をさせてもらえることは、本当にありがたい、の一言に尽きる。
福島にいるパートナーも然り。
こんな恵まれた環境にいるのだから、がんばれないわけがない!

厳しい時、苦しい時にも息子と二人、雨風しのげる家があり、食べ物に苦労しない環境があり、おまけに東京には愛すべきモフモフ2匹も一緒にいる。

我が家の愛しのクロとシロ

これだけとっても、もう十分、めっちゃ幸せなんであるが。

他にも、本来はなかなか関わることができない、ドキュメンタリー映画作成現場の中枢に関わらせていただき、その撮影では、普段なかなかお会いできないような方々のインタビューに立ち合うこともあった。

さらに、全く経験のなかったライターという仕事を始めて3年が経つが、約100名のお客様にインタビューさせていただき、インタビュー時間や記事に対して評価をいただけている、という事実。

そして今、自分を鼓舞し、足りないところを教えてくれるビジネス上のアドバイスをくれる人がそばにおり、さらに、同じように自分の事業立ち上げを目指す、何人かの仲間がおり、定期的に情報交換会を開催している。

支えてくれる人。
伴走して導いてくれる人。
共有できる仲間。

あれ、全部もってるやーん😭
いやーまじ、奇跡の連続でしかないっす😭

「自分、よくやった、がんばってる」という思いも、もちろんある。
でも、よく、よーく考えてみれば、がんばれる環境は、私一人では作り出せなかった。

いつのまにか、当たり前になって、自分の頑張りだけフォーカスしていた自分にふと気づき、「あちゃー😩」なのである。

と、久しぶりに大衆浴場のゆったりとした露天風呂につかりながら、しみじみと今の幸せを噛み締め、感謝の気持ちでいっぱいになった。
さとうみつろうさんの「レイの祈り」が、そんなことに気づかせてくれた。
みつろうさん、ありがとう。

・・・もしかしたら、3/20 12:06に願いが叶う、というのは、そういうことなのかもしれんなー、とふと思う。
自分の本当の願いを考えていくと、あれ?もうすでにかなっとるやーん!という結末になる、というオチ。
いずれにしても、明日のイベントは参加しようと思っている。

さて、そんな幸せオーラに包まれて、お風呂から出た私は、いつものとおり大衆浴場に隣接しているレストランで、メニューを眺めながら息子が風呂から出てくるのを待っていた。

そこで三次元の世界にずーん、と引き戻される。

あれ。ここ支払い現金だけやん・・・。

お財布を見ると、千札が1枚と小銭が少し。
どうみても、息子と2人分の夕飯代には足りない。

息子が「帰り運転するよ」と言ってくれたので、お風呂から出たらビールをぐーっ!と飲んじゃお💓とワクワクしていたテンションが急に下がる。
さっきの幸せ&感謝のオーラはどこかに吹っ飛んでいた。
頭の中でメニューを見ながら計算を始める。

ビールとぉ、おつまみとぉ・・・あれ、これでも900円とか😭

大衆浴場のレストランの物価は安くはない😂
息子の分は、息子に立て替えてもらうとして(貧乏だけど、せめて一緒の時くらいは夕飯代は出してあげたいという親の見栄😅)これじゃあ食べたいものも食べれんジャーン、という悲しい現実。

私たちが生きているのは、三次元の世界なのだ。
お金は紙切れだとか、ツールだとか言ってもても、今日のおまんまを食べるためにはお金が必要。
そんな小さなリアリティで、さっきまでの幸せ&感謝オーラが吹き飛んでしまうくらい、私たち人間は弱くて愚かなのだ・・・。

てなことをぶつぶつ頭の中でつぶやきながら、結局、ノンアルコールビールと、手羽先と、韓国風冷奴を頼む。


レモンを先にかけるかかけないか、四重奏論争。

これが生きるってことさ。
ある意味、三次元とそうではない世界を行き来しながら、そのギャップを楽しんでいるのが、私たちの人生なのかもしれない。

そんなことを思いながら、ノンアルコールビールで息子と乾杯して、男らしくハンサムに成長した息子の顔を(親バカ)しみじみ眺める、風呂上がり哉。

いいなと思ったら応援しよう!

パーソナルライターおくやま・ふみ
いつも読んでくださりありがとうございますm(_ _)m あなたからのサポートが、日々の励みになっています。 もし私にも何かサポートできることがあれば、いつでもメッセージをください♪