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マザーテレサの手厳しいメッセージ

飽くことなく与え続けて下さい。
残りモノではいけません。
痛みを感じるまでに、自分が傷つくほどに与え尽くして下さい。

貧しい人や恵まれない人の為に、その生涯を捧げたマザーテレサの言葉ですね。
解釈が難しく捉え方によっては、刺激が強い言葉に感じてしまう方もいらっしゃるかも知れません。
中途半端な優しさは本当の優しさではないという言葉がありますが、それに近いようで実は全く違うことを伝えてくれているように思います。

人の為にできることがあるのなら、自分を満たしている暇はない。

自分の能力の全てを使って、さらには自分の限界を超え続けて、人の為に何かをしなさい。

そうすることで自分自身が苦しみから解放されるわけではないけれども、それしかすることがない。

この世で本当にできることは、それしかない。
それしかないのだから、それをしなさい。

こういうことだと感じました。

自分が幸せでない人が、他の人を幸せにできるはずがないと世の中では言われています。

では、今この瞬間に苦しんでいる人は、人を幸せにする努力をしてはいけないんですか?

苦しいけれど自分よりも人の為に何かをしようとしている人は、いいからいいから自分を大事にしてねと、そういう言葉を言ってもらいたいのでしょうか?

幸せな人から与えられたモノと、苦しんでいる人から与えられたモノに何か違いはあるんですか?

残りモノではなく、与えられるモノ全てを。
痛みを感じて、傷つくほどに全て以上の全てを。
自分の人生ではないくらいに、人の為の人生を歩みなさい。
マザーテレサからのメッセージは決して優しくないと思います。
こういう生き方のできる人間は、ほとんどいないはずです。
ですが、自分を満たすことばかりに気を取られている場合ではないという気付きはあったほうがいいですよね。

そして、どんな状況、どんな立場からでも人の為にできることはあるということ。
人の為に頑張りすぎて自分の人生は何だったのか?と悩む必要はないこと。
手厳しいけれども暖かい、そんな教えがあります。

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