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#193 五感で最後まで残りやすいのは!?

こんにちは
tatsuyaです。

本日は、「5つの感覚」について整理していきたいと思います。


高齢になると

目が見えなくなったり、

耳が聞こえなくなったり

することで行動に移ることが

億劫になることってありますよね。


「新聞いかがですか?」

「私、目が見えにくいから結構です。」


「こちらはどうですか?」

「すいませんね。私、耳が遠いので全然だめです。」

行動を起こす前から

なかば諦めにも近いような言葉

が返ってくることがあります。


認知症の方に接する際に、

どうしてもその先に進めないことがあります。


人間には5つの感覚が備わっています。

「視覚」、「聴覚」、「触覚」、「味覚」、「嗅覚

これらはどのように成熟し、

衰えていくのでしょうか。


①触覚;
触覚は最も早く発達する感覚で、妊娠8週目頃から始まると言われています。
はじめは、顔や口の周りから感じるようになり、その後全身に広がります。

②味覚;
味覚は妊娠13週目頃から発達すると言われています。
羊水の味を感じ始めることで、母親の食べる物の味を経験し始めます。

③聴覚;
聴覚は妊娠18週目頃から発達し始めると言われています。
25週目頃には外の音や母親の心音を聞くことができるようになります。

④嗅覚:
嗅覚は妊娠28週目頃から発達し始めると言われています。
羊水の匂いを通じて母親の香りを経験し始めます。

⑤視覚;
視覚は最も遅く発達する感覚で、妊娠25週目頃から始まると言われています。
まずは光を感じられるようになり、目を開けたり閉めたりするのは妊娠30週目になりやすいです。


まずは、

母親のお腹の中で

母親を感じ、

生きるための羊水を

味とにおいで

覚えていくんですね。


それでは、

高齢になっても

残りやすい感覚ってなんだろう。


それは

嗅覚」です。


嗅覚は、

記憶や感情などを司る大脳辺縁系(扁桃体や海馬)

と密接に関連しており、

他の感覚よりも記憶に残りやすく、

特定の香りが

出来事や感情を呼び起こすこともあります。

また、解剖学的構造上においても、

加齢や病気に影響しにくいとされています。


「私、目が見えないから、、、」

「私、耳が聞こえないから、、、」


お香やディフューザー、アロマなど

嗅覚から心を動かす方法を試してみても

いいかもしれませんね。


認知症の方に対するアロマセラピーにおいては、

ローズマリーラベンダーレモングラス

などはすでに関連が期待されるものもあるので

試してみたいと思います。

以上です。
最後まで読んで頂きありがとうございました。

それではまた、次回お会いできれば嬉しいです。

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tatsuya@(通所介護×介護報酬)/理学療法士
「制度に関して興味がでた」「介護保険をもっと知ってみたい」と思っていただけましたらサポートをして頂けるとありがたいです! 今後も介護報酬の改定が施設にとって少しでもプラスになるように継続して行なっていきたいと思いますのでよろしくお願いします!