♪ ~ シューベルト 即興曲Op.90 D.899
4曲入っています。重かったり、軽かったり、緩やかだったり。長いので、流し聞きや、作業用に~。
No.1
No.2
No.3
No.4
https://pixabay.com/photos/grass-morning-dew-bokeh-green-3743023/
好きな作曲家ばかり弾いていてもと、普段弾かないシューベルトの楽譜をみてみました。
なぜ弾かないかというと、
ショパンのワルツを弾いていたかどうかの小学校中高学年くらいの頃に名曲集に載っていた2番と4番をレッスンすることになって、ツェルニーみたいだ!と思って、すぐに上がりたくて、練習して、それぞれ1回で上がった(先生も何か察したのでしょうか……’いわゆるピアノの先生’ではありませんでしたので。エレクトーンも好きなカラフルな洋服を着た背の高いおばあちゃん)ということがあり、
その後も、誰かが弾こうがピアニストが弾こうが・・・……だったからです。(『鱒』は好きだった。)
弾いてみたところ、1番はドラマチックな感じがして、3番は緩やかな感じがして、気に入りました。(きいたことがあるのだろうけど、覚えていませんでした。)
2番と4番も弾くことにしました。
4曲練習しつつ、3,4から録音し始め、一旦おいて、2を録音し、またおいて、1を録音しました。
録音していった順にかきますと。
4曲目
子どもの頃、ツェルニーだと思ってしまった曲です。
どうやって弾いたらいいかと。
なんやかんやいっても3拍子なんだろうと思い、そういう感じを大事にすると弾けるようになりました。
例えば、ネックレスのチェーンのような、あるいは、貴族の舞踏のような、あるいは、透明な容器のような……?
中間部は、都会(シューベルトの頃のでなくて現代のビル風が寒いような)などだったり。
始まりは短調ですが、最後は長調で終わります。
単純にⅤ-Iが続いているようなのですが、旋律的につながっていたりします。
そして、感覚的なことでは、電子ピアノを弾いていると忘れてしまうのですが、いいピアノだと、ただ一音、和音を弾くだけでポーンと鳴って(いい音だな~~)と思ってしまう、そんな感じが続いているのがいいのかもしれないと思いました。
しかし、録音できたときは、あまり何にも考えませんでした。
電子ピアノだと同音連打がしにくいので、なるべくちゃんとと思っていました(が、抜けたりしたところはありました)。
それと、(強く弾いてはっきり鳴らしてもよかったかも)と思ったところもありますが、全体に今回はこんな調子にしました。
3曲目
練習しているうち、暗い暗い設定になっていって、自分でも弾き辛くなってしまいました。
リストの編曲(IMSLPに載っていた)では、原曲が♭が6つついた変ト長調なところ、♯が一つのト長調で、そして、テーマが戻って来たときに、右手は高い音でメロディーを弾いて、左手はアルペジオで弾くように追加されていました。
それを弾いて、もうちょっと明るめでもいいのかなと思いました。
ハミングでもしながら歩いているかのように、ず~っと続いている。
少し虚ろな空ろな移ろなところもあるかもしれない。
中間には、つらい?深刻?そんなこともあるかもしれないけど。
そこから一段、また続いていく~。
2曲目
4曲目と同様、子どもの頃、ツェルニーだと思ってしまった曲。
どうやって弾いたらいいか。
始まりの所は、なんやかんやいっても3拍で、それと、ベートーヴェンでなくてバッハ(バス―テナーとソプラノ)ではないかと、
中間部は、ソプラノとバスで反行していて、左手の和音にzfと書いてあって、
そんなことに気付いてて、少しずつ弾けるかもと思い始めました。
そもそも、自分が飽きないで最後まで弾けるかと。
なので、こんな感じになりました。
そんなに抑揚つけないで弾くものかもしれませんが。
結果として、色々な風のようなものが出来たかと思います。
最後の方は、電子ピアノの音量の限界がきてしまい、本来なら左手も音量を上げて全体ン音量を上げたいところですが、そうすると右手の高音の音がきこえにくくなるので、左手の音量を抑えつつにしました。
1曲目
これも3曲目と同様、練習するうちに、どんどん暗い設定・状況・想像?になっていって、弾き辛くなっていきました。
そこで、考え直したには、なんやかんやいっても、即興曲なんだろうと。
色々なものを含む何かが押し寄せて、去っていく。
ソーという音で始まって、
メロディーが繰り返され、纏わるものを変え、引き連れるものを変えながら、
ソソソと鳴っていて、
ドー ドー を経て、
ソーソーと去っていく。
もしくは、一つ一つ味わうよう立ち止まるべきなのか。
しかし、この録音の時は何も考えませんでした。
ちょっとタイミングがずれてるのではないかとか、ちゃんと弾いているかとか、あると思いますが。勢いを採って。
この曲も電子ピアノの限界がきてしまいました。(ただ立派なグランドピアノだったとしても上手く録音できるかは別の事柄ですし。)
普段は強く弾かないのですが、普段のレコーダーの音量設定だと音割れしてましたので、音量設定を下げて再録しました。
冬至に向かうまで、越えて、大晦日に向かうまでの期間、
今までなら弾かないものを弾いていました。
こちらに色々載せています。よろしかったら~。
作曲家別
こちらに色々載せています。よろしかったら~。
作曲家別
大人になると(子どもや若くても)あきたりくたくたなときはあるかもしれなくて。
そういうときは、とりあえず、普段食べないものを食べたらどうかと。節制しているなら油たっぷりみたいな、倹約しているなら高価なものみたいな、美味しいものばかりなら不味いものみたいな、スーパーでいつもは通らないレーンを歩くとか、案外、ただの栄養不足かもしれないから。
それで、できればお風呂に入って、早めに暖かくして寝る。
それから、考えてもいいし、考えなくてもいいし、頑張ってもいいし、頑張らなくてもいいし。
何もしていないようでも、何か動いているのではないかと、
2曲目は長調始まりの短調終わり。4曲目は短調始まりの長調終わり。
2曲目は3/4で3連符(1拍に3つ)、4曲目は3/4で16分音符(1拍に4つ)、
2曲目は、始めは和音の変わり方が穏やか、左手の高音が同じ音に固定されている。4曲目は、和音が変わる。
2曲目は、右手が長~い旋律。4曲目は、右手は和音をばらして弾いていく。
2曲目は、中間部が、左手と右手がドレミに対してミレドみたいなものが続いていく。4曲目は、左手が和音で右手がメロディー。
2曲目の終わりは、ジャン ジャンと音が上がる。4曲目の終わりは、音が下がり、より「これで終わります」という感じ。
3曲目
パッと弾いた時に鳴り難い所がありました。バスとソプラノが5度や8度に向かうときや、1拍目が和音外のときではないかと思いました。
そういうとき、片側が同音だったり順次進行だったりを意識すると、鳴りはよくなるような気がしました。
連続5度のようなものではないので、そこまで此処ではない感はしないのですが、多少そういう感じも残しました。
©pulchraflow