ラフマニノフ ピアノ協奏曲 第2番 第2楽章
ピアノ以外のメロディーを入れながら第2楽章を全部通して弾きました。
(少々長いので作業用BGMとしても)
子どもの頃、祖父母に「誕生日プレゼント何がいい」と聞かれて、サティとラフマニノフのCDと答えました。
その頃には、譜面を読んで弾けるようになっていたので、大概の憧れの曲は名曲集に入っていたりするので、先生に言わずに弾いていて、そのうち又は数年後に先生とレッスンしたりしていました。
しかし、ラフマニノフのピアノ協奏曲、特に第2番はとりわけ有名なこともあって気に入っていましたが、(有名なプロピアニストにでもならない限り弾くことはないな。だから、弾くことはないな~……)と思っていました。
その後、ラフマニノフのピアノだけの曲を弾いたことがあるものの、(やっぱりこれではないんだよな、、)と思うこともありました。
昔、「ラフマニノフのピアノ協奏曲(第2番)って、そんなに難しくもないんだよ」と教えてくれた人がいました。しかし、楽譜を買うことすらありませんでした。その頃だったら、2台ピアノを弾く仲間もいて機会もあったので、しようと思えば、できたのかもしれません。しかし、(絶対に、超絶、難しい!)と思い込んでいました。
ここ数年、弾いたことが有る曲や無い曲を部屋の電子ピアノで弾いていました。
それまでのどこかのタイミングで、ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番の楽譜を買っていたようでした。
とりあえず少しずつ弾いてみましたが、”ただ単に音符を弾いたところで”聞いたことがある(頭の中で長年にわたりつくってしまったかもしれない)”あの曲”とはきいた感じがまーーったく違うので、(これがあれか)(ここがあれで)とか少しずつそれっぽくなるように弾いていきました。
(3番の楽譜も買っていました。3番の方が指は難しいけれども、音数が多くて、ずっとピアノが鳴っているから、たどたどしく途切れながら弾いても、(あぁ、たしかにこんな曲だ)みたいにきこえるようでした。-ちゃんと弾けるようになるまでは練習していませんが。-それまでに弾いたことがあるラフマニノフの曲は、作品番号からいっても、3番の雰囲気でした。2番の雰囲気の曲は弾いたことがありませんでした。)
YouTubeをみていたら、第1楽章を、一人でピアノのパートだけ弾いている人とか、一人でオーケストラのメロディーも弾きながら弾いている人や、オーケストラを打ち込んで(いるんだと思う)電子ピアノで弾いている人とかみかけました。
(そういうのもありなんだな)と気付きました。
それで、わたしの場合、第2楽章だったら、一人で最後まで弾けそうだと思いました。(手指体が大きかったら第1楽章の出だしから、どうにかオーケストラのメロディーも弾きながら通したいところではありますが。)
基本的に、ピアノのパートを弾いています。
他の楽器がメロディーを弾く時は、左手を、右手(ピアノで伴奏を弾いている)の上からまたがって、弾いています(若干音質を変えるため)。
そんな具合で、たいした編曲も何もありません。(譜面を書き直しているわけではないので、譜面の下の段secondを左手で高音の方で弾いて、上の段pianoを右手で低音の方で弾いて、心の中で歌うのは右左どっちか、どっちもだな、それで音を外したり、少々ややこしいことになっていましたが。)
とりあえず、今のところ気付いたことを書いておきます。
・ 先程、ただ音を弾くだけだとそれっぽく聞こえなかったと書いたのですが(人によっては、それだけで既にそれっぽく聞こえることもあると思うのですが)、例えば、こんな感じなこととか。
ソ# シ ミ ソ# (E、ホ長調のⅠ)
シ レ# ファ# ラ (B7、ホ長調のV)
・ スラーが付いてはいるけれども、そこでまじめに切っているとプツプツしてしまう。長めに捉える。
(今回は切りたいわけではないですが、録音しながら弾いていてプツゥンとしてしまったところがありました。)
・ 和音の音でない音が出てきて、和音の音に進んだり、進まずにもう一音くらいあって和音の音に落ち着いたり。
・それで、右手と左手が、3度、6度、8度などに、少し遅れて、はもる。
悩ましいような、悩んでいるような、悲痛のような、実はそう感じさせておいてそれをみて楽しんでいるような、感じもするような。
・ 半音下から。1音下からのときも。
ドレミファソラシドだったら、シード。オーケストラの伴奏で、左手の伴奏の中で、右手のメロディーの上の方で、など。
大きく、あるいは小刻みに、緊張していて、それを落ち着かせて、揺れているような、大波の中のような、もてあそんでいるような(?)、感じもするような。
・ 下行
半音ずつだったり少しずつ下行している。
沈んでいくような、リラックスするような、実は広がっていくような。
わたしの持っている楽譜によれば、ノイローゼに陥っていたラフマニノフは暗示療法を受け、四ヶ月で改善し、この第2楽章と第3楽章を作曲して演奏し、その後、第1楽章を作曲し、オーケストラと演奏したらしいです。
それがどのような療法だったのかはわかりません。自分の知っているものだと、言葉をかけたり数を数えることで、だんだん体が重くなっていく眠くなっていく、そんな誘導を、そういえば感じるような気もします。何かを思い出したり、何かやりたいと考えていることの後押しをされたりするような。
改めてみてこれを気付いたのですが、他の曲でもよくあったなと思い出しました。
・ バス
長いバスの音が少しずつ動いていく。曲全体ではE-B-E。
基本的にはゆったりしている中で揺れがあって、それでも大きな流れがあるような感じなのでしょうか。
CDをもらってから、(最後まで録音できるようになるまで少々かかってしまったので、丁度ではないですが)〇〇年後、このような形で弾くことができました。
それと、soundcloudに載せて100曲目でした。
いわゆるラフマニノフっぽくないかもしれません(他の作曲家もそうかもしれないですが)。
今回は、keep silentという言葉が出てきました。音が大きくなったり感情が大きく動いているように思うのに。そんなであっても、奥底は静かだという意味なのでしょうか。それか、あくまで冷静に、聴衆を翻弄しているだけなんだというのでしょうか(そこまでの芸当が出来るようになれればいいですけれども)。
弾く時には、丹田や仙骨、それよりも下の方、第1チャクラか、もっと下かを意識していました。
途中で(実のところ肝心な所で)電子ピアノの限界が出てしまったのと、度々あやしい所がありますが、全体的に、今回はこれで。
(そのうちまた。)
この曲を練習しながら、即興したものです。
手(体、感覚)のおもむくままに動かしながら。
クラシックの曲を弾く時はそうもいかないです。間違えないようにとか。ここはこんな風につなげたらいけるかとか考えてしまいますが。
第1楽章のあの有名な出だしが終わった後のピアノメインの所だけ弾いてみたことがあるので、載せておきます。
#ソ シ ミ #ファ #ソ~
上の第2楽章のピアノの始まりは、#ソ シ ミ #ソ~
(そのうち他の楽章も通して弾けるだろうか……)
お聴きくださいましてありがとうございました。
こちらに色々載せています。よろしかったら~。
作曲家別