寝たきりにならないよう(筋力、循環器、呼吸器、泌尿器、皮膚、消化器、神経系)について気をつけるポイント
筋力
人間の筋力は、
1週間の絶対安静で10~15%
3~5週間で50%まで低下します。
また筋肉の萎縮も同時に起こり
2か月以内に筋肉の量は半分になるといわれています。
動かないことは関節にも影響し、関節が動かしにくくなったり、広がる幅が狭くなったりします。
どうすればいいか
理学療法や作業療法などのリハビリを行うことで改善につながります。
寝たきり前の状態に戻すには3倍の期間が必要と言われています。
1週間寝たきりなのであれば3週間運動が必要
1ヶ月なら3ヶ月。
なかなか大変ですよね。
日常的に運動するようにしましょう。
循環器
寝たきり状態だと、心臓から送られる1回の血液の量が6~13%減少します。
それにより体全体に酸素が運ばれにくくなり持久力もさがります。
また、起き上がろうとしたときに血圧の低下が見られる起立性低血圧も起こりやすくなるのです。
ほかには足のふくらはぎ部分に血の塊ができる深部静脈血栓症などの症状もみられます。
血栓が心臓に飛ぶと心筋梗塞、肺に飛べば肺塞栓症になります。
どうすればいいか
予防には充分な水分と塩分をとり、医師と相談しながらリハビリを行いましょう。
深部静脈血栓症の予防には弾性ストッキングをはくことが効果的です。
運動としては、足首を上下動かしふくらはぎに力を入れて循環を促進しましょう!
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