腰痛改善にはピラティス!6つの理由
どうもです。
前回、前々回と腰痛改善には運動療法が最適と話してきました。
今回は運動療法の中でもピラティスがなぜ腰痛改善に適しているか…
それを解説していきます。
ではどうぞ。
1.感覚機能を最大限に高める
ピラティスにはインナーマッスルを鍛える効果があります。
ですが、それ以上に体の感覚が良くなる効果があります。
それはピラティスでは体の動きにものすごく意識を向けるからです。
これらのことを常に意識してエクササイズを行います。
そうすると体を自分の意思でコントロールできるようになり、動きがどんどん良くなります。
この過程でインナーマッスルが鍛えられるので、筋トレに近いと言われる所以ですね。
2.日常生活で使える体の動きが鍛えられる
ピラティスにはインナーマッスルを鍛える効果もありると言いました。
では、インナーマッスルが鍛えられるなら他の運動でも良くない?って思いません?
ですがそこはちゃんとピラティスである必要があります。
それは日常生活で使える体の動きが鍛えられることです。
どういうことかと言うと、
例えばインナーマッスルを鍛えるエクササイズの代表と言えば「プランク」です。
プランクはインナーマッスルを鍛えるにはおすすめのエクササイズです。が…
プランクは同じ姿勢を保持するだけで動きがありません。
日常生活でプランクのような姿勢を保つ場面ってありますか?
ないですよね(笑)
なので実用的ではないんです。
普段の生活で使える動きを鍛えるには
「インナーマッスルを働かせる」
+
「手足が適度な緊張を保って動かす」
ということが大事になってきます。
ピラティスではこのインナーマッスル+手足の動きのエクササイズが多くあります。
ただ体を鍛える、筋肉をつけるだけは生活で使えないから意味ないよねってことです。
3.姿勢改善効果も期待出来る
ピラティスで体の感覚とインナーマッスルを鍛えると姿勢にもいい影響があります。
猫背を例にして、なぜ猫背が起こるかというと
大体こんな感じになります。
ピラティスは
①インナーマッスルを鍛えることで体の土台を作り
②体の感覚を改善し、脳の誤認を解いて姿勢をリセットする
ということが可能なんです。
なので、痛みを改善するだけでなく、
「キレイな体型になりたい!」
という女性の方にもおすすめです。
4.ゆっくりとしたエクササイズで取り組みやすい
よくピラティスはヨガと比べると地味な動きだと言われます(笑)
私もヨガを少しだけやったことがありますが、確かにかなりゆっくりな動きが多い印象です。
ですが、運動が苦手な方にとってはとても取り組みやすいとも言えます。
とくに腰痛のある方は運動が苦手な方が多いので、その点でも適しています。
5.場所を選ばず出来る
ピラティスは難しいステップや激しい動きはありません。
そのため、寝て手足を伸ばすスペースさえあれば基本的にどこでも出来ます。
なので自宅でご飯を食べた後や寝る前など、空いた時間に出来るのがメリット。
最近ではオンラインピラティスも盛んに行われています。
なのでわざわざスタジオまで行かなくても、自宅で出来ちゃいます。
運動したいけど仕事や家事で忙しいという方にはとてもおすすめです。
6.医学的な根拠があるピラティス
実はピラティスは慢性腰痛の方に有用であると、医学的な文献で示されています。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/30636192/
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/26133923/
文献では
・マッサージ
・エクササイズを含む通常のケア
・ストレッチ
・サイクリングや体幹トレーニング
上記と比べてピラティスの慢性腰痛患者への有用性が示されています。
実施頻度としては
・週1~3回
・4~15週間
・1回のセッションは30~60分
この辺りが目安となっています。
7.まとめ
・なせピラティスが運動療法の中で腰痛改善に適しているか
・体の感覚機能を高めて体をコントロールできる
・インナーマッスルを鍛えて土台を作れる
・医学的な根拠がある
・運動が苦手な方でも簡単にできる
・ついでに姿勢もキレイに整う
いかがだったでしょうか?
ピラティスは腰痛改善以外にも肩こりや膝痛などの体の痛みにも効果的です。
最近ではアイドルやモデルの中でもボディメイクの手段として注目を集めています。
私自身、整体院でお客様にピラティスを提供し始めてから、症状が改善するケースが増えたように感じます。
皆さんもぜひピラティスを実践してみたください。
ではまた。