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映画レビュー【映画の中の人生】

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悩み事だらけの私は、映画で描かれる人々の生き方を観て、励まされ、救われ、生きる術を学んできました。そして、わずか2時間前後のストーリーに凝縮されたキャラクターたちの人生から、本当…
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2021年3月の記事一覧

パニック・ルーム(2002)

パニック・ルーム(2002)

映像テラーのデビッド・フィンチャーが誘う
鋼鉄の扉を隔てた心理戦の攻防

謎めいたプロットをスタイリッシュな映像で膨らませ物語世界に引き込むデビッド・フィンチャー監督。そんなストーリーテラーならぬ、映像テラーのフィンチャーが過激な映像なしの正攻法で密室サスペンスを製作しました。

【ストーリー】
メグ(ジョディ・フォスター)は慰謝料を払う前夫への当てつけに大富豪が遺した4階建ての高級タウンハウスを

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ペンタゴン・ペーパーズ(2018)

ペンタゴン・ペーパーズ(2018)

政府と闘った新聞社の葛藤と勇気ある決断
スピルバーグ監督が 問いかける“真実の報道”

政府が隠蔽した、国家の最高機密文書〈ペンタゴン・ペーパーズ〉の公表をめぐる、政府と新聞社との息詰まる駆け引きを描く社会派サスペンス。

描かれるのは、政府と闘った、アメリカの新聞社の葛藤と勇気ある決断。なかでも中心になったのは、ワシントン・ポストでした。

政府がニューヨーク・タイムズに記事の差し止め命令を訴え

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スペル(2009)

スペル(2009)

死の呪文をかけられたOLの驚愕の3日間
怖くて、笑える、新感覚のホラー映画

『スパイダーマン』シリーズの成功で、ハリウッド屈指のヒットメーカーとなったサム・ライミ監督作。

『死霊のはらわた』などのB級ホラー映画でその豊かな才能を示した奇才監督が、原点を彷彿させるショッキングな仕掛けが満載された新感覚のホラー映画を完成させました。

【ストーリー】
悪魔に呪文をかけられた子供が謎めいた屋敷に運び

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スネーク・アイズ(1998)

スネーク・アイズ(1998)

1万4000人の視線の中で起こった暗殺事件
映像がセリフよりも雄弁に真実を語る

代表的なカジノゲームのクラップスでは、最初の一投でふたつのダイスが共に1の目を出したとき、ダイスの振り手に勝利をもたらします。

この1のゾロ目を称して「スネーク・アイズ」といいますが、そんなまさに千載一遇のチャンスに賭けて映像の魔術師、ブライアン・デ・パルマ監督がダイスを振り込みました。

“ヒッチコックの後継者”

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ナイト・ミュージアム(2006)

ナイト・ミュージアム(2006)

夢のように楽しい夜の博物館で
コメディ俳優たちが大はしゃぎ!

夜になると展示物が動き出す不思議な博物館を舞台にした、とびきり愉快なファンタジー・アドベンチャー。

人気コメディ俳優ベン・スティラーの主演で、2006年に公開されたアメリカでは初登場から3週連続興行収入第1位を記録した大ヒット作。続編も2作製作されました。

【ストーリー】
夢想家のラリー(ベン・スティラー)は、妻のエリカ(キム・レ

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アンドリューNDR114(1999)

アンドリューNDR114(1999)

時代の流れや変化をしみじみと感じる
ロボットの心探しの旅を描くノスタルジックなSF映画

SFの巨星アイザック・アシモフの原作を、『ミセス・ダウト』のコンビ、クリス・コロンバス監督とロビン・ウィリアムズ主演で1999年に映画化した本作は、一般家庭に最新鋭の家事ロボットが普及している、そう遠くはない未来の物語。

人間の忠実な下僕として開発されたロボットが、心優しき人々との交流の中で、自由意志と愛に

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ザ・プレデター(2018)

ザ・プレデター(2018)

アクションも物語も革新的に進化
プレデター“愛”にあふれたシリーズ4作目

強いものと闘うことを信条とした純粋な戦士プレデター。1987年、アーノルド・シュワルツェネッガー主演で映画化され、そのグロテスクな姿と獰猛な闘いぶりで、強烈なインパクトを残して以来、何度も映画化され、根強い人気を誇る伝説のエイリアン、プレデターの物語が新たに幕を開けます。

【ストーリー】
元特殊部隊の隊員で現在は傭兵のク

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ジョジョ・ラビット(2019)

ジョジョ・ラビット(2019)

心優しい少年の“友達”はヒトラーとユダヤ人の少女
豊かな想像力が生み出した、切なくも温かいナチス映画

主人公は、ヒトラーを“空想上の友達”として慕う10歳の少年ジョジョ。第二次大戦下、ヒトラーの狂気に巻き込まれたドイツの悲劇を、純粋なジョジョの過酷な経験を通して描く、ユニークな切り口の戦争映画です。

【ストーリー】
ジョジョ(ローマン・グリフィン・デイビス)は、念願の青少年集団ヒトラーユーゲン

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オーシャンズ(2010)

オーシャンズ(2010)

知られざる海と海生動物と人間との関係を明らかに
最新技術を駆使して捉えた摩訶不思議な海の光景は必見

『ニュー・シネマ・パラダイス』の名優ジャック・ペランが『WATARIDORI』(01年)に続いて、共同監督・製作を手掛けた海洋ドキュメンタリー。

すでに数多くある海洋ドキュメンタリーとの違いは、「海とは何か」という壮大なテーマを掲げていること。その答えを導くために、まずは海に生きる魚や動物たちの

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ターミネーター ニュー・フェイト(2019)

ターミネーター ニュー・フェイト(2019)

人気シリーズの立役者たちが「I’ll be back!」
懐かしくて、新しい。誰もが楽しめる最強SFアクション

1984年から続く、人気SFアクション『ターミネーター(T1)』シリーズ第6作。1作目と’91年公開の2作目『ターミネーター2(T2)』で監督を務めたジェームズ・キャメロンが2作目以来、製作に参加。また、不死身の殺人マシーン、ターミネーターと壮絶な死闘を繰り広げた女性サラ・コナーに扮し

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桜田門外の変(2010)

桜田門外の変(2010)

日本を守るために立ち上がった無名の侍たちの波乱の運命
歴史の重みと平和の尊さを改めて知る

近代日本の夜明けを目指し、一体どれほど多くの熱き志が砕け散ったのだろうか。坂本竜馬や西郷隆盛ら、後世に名を残す幕末の志士の活躍に先立ち、日本の未来のために倒幕を試み、無念の涙と血を流した侍たちがいました。

徳川幕府の悪名高き大老・井伊直弼暗殺事件として知られる「桜田門外ノ変」。これまで史実に基づいて描かれ

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輝く夜明けに向かって(2006)

輝く夜明けに向かって(2006)

苦難の歴史を風化させてはならない
自由の戦士の半生をとおして伝えるアパルトヘイトの真実

1948年から1991年まで、南アフリカで行なわれた人種隔離政策〈アパルトヘイト〉。いわれなき迫害を受けた黒人たちには、人生を狂わされた人々も多いでしょう。

黒人にとっては、「自由の戦士」とたたえられるパトリック・チャムーソもそのひとり。自由を痛切に求め、反アパルトヘイト闘争に身を投じたチャムーソの波乱の半

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パンズ・ラビリンス(2006)

パンズ・ラビリンス(2006)

鬼才ギレルモ・デル・トロ監督が独特の世界観で描く
恐怖と希望が交錯する感動のダークファンタジー

迷宮世界で3つの試練に立ち向かう少女オフェリアの苦難を描くダークファンタジー。

醜い巨大ガエルや獰猛な怪物が待ち受ける迷宮世界の冒険譚は、スペインの暗黒の歴史を絡めて、シリアスで怖い物語に仕上がっています。

不気味な迷宮世界をリアルに再現した映像が恐怖に拍車をかけますが、最も恐ろしいのは、やはり現

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キャピタリズム ~マネーは踊る~(2009)

キャピタリズム ~マネーは踊る~(2009)

未曾有の世界不況に立ち上がった
マイケル・ムーア監督渾身の1作

2008年、リーマン・ブラザーズの倒産で顕著になった世界金融危機。世界的な不況といわれた当時、実際に泣かされているのは一般庶民たちばかりと感じた人は多かったのではないでしょうか。(もちろん、その思いは今なお続いています……)

2009年に発表された本作では、地位や権力を盾にした金持ちばかりが優遇され、私腹を肥やしているアメリカの恐

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