痩せるために、あなたは、アッカーマンシア菌を増やすべきか?ブラウティア菌を増やすべきか?
昨日は、痩せ菌を代表する‟アッカーマンシア菌”を取り上げました。そして今日は引き続き痩せ菌なのですが、以前に4月17日のコラムで取り上げました、‟ブラウティア菌”について見ていきたいと思います。
昨日のアッカーマンシアは、食物繊維を摂らない欧米人に多いと言うことでしたが、今日のブラウティア菌は和食を中心に食生活を行う日本人に多い腸内細菌となります。
ブラウティア菌は体内で脂肪の蓄積を抑えたり、炎症を抑える酢酸や酪酸などの短鎖脂肪酸を産生する菌だと言われています。
アッカーマンシアが腸内の粘膜質であるムチンを産生することで、糖分の吸収を抑えるのに対し、ブラウティア菌は摂取した糖分や脂肪分を短鎖脂肪酸によって脂肪の蓄積を抑えているんですね。
日本人は、ブラウティア菌が増える要因の麹を代表する発酵食品をたくさん摂取しますから、ブラウティア菌が増えてきたということでしょう。
和食には味噌や醤油のお酢などの発酵食品は必須で、意識することなく小さいころから摂取してきた方が多いのではと思います。
逆に欧米ではチーズなどの発酵食品はありますが、日常の食生活に発酵食品は馴染みが薄いのかなという印象です。パンは発酵させて作りますが、最終的には発酵による成分としては残っていませんから、その効果は期待できないと見るべきでしょう。
食生活により腸内細菌が形成され、それが健康につながっている。
やはり自分の腸内細菌は知っておきたい、そして、何を食べればいいのか?を考える必要がありそうです。
やせるためには、まずは、どんな腸内細菌を飼っているのかですね!?