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酪酸産生菌を腸内細菌叢の構成比で優位にするための食べ物とは?<理想的な腸内細菌叢を作る!>

「理想的な腸内細菌叢を作る!」シリーズですが、酪酸産生菌が非常に重要だということを昨日のコラムでお伝えしました。

以前に、「菌のリレー」についてはこのコラムでも詳しく書きました。8月13日のコラムです。

酪酸産生菌が酪酸を作るまでにいくつかの菌をリレーしてつくると言うお話しでした。簡単に復習すると、糖化菌と呼ばれている、納豆菌や麹菌、酵母などの糖分をエサにして乳酸菌やビフィズス菌が乳酸や酢酸を生み出します。そしてその乳酸や酢酸をエサにして酪酸産生菌が酪酸を生み出すと言うメカニズムです。

画像は、冷やした甘酒ですが、米麹から作られています。甘酒は酒粕を溶かして砂糖を混ぜたものもございますが、両方とも糖化菌の働きをしています。

私ごとになりますが、私の腸内細菌叢は酪酸産生菌と呼ばれる、フィーカリバクテリウム、ロゼブリア、クロストリジウムなど(ファーミキューテス門)の保有割合は60%超ございます。よって免疫機能は高い方だと思います。コロナには一度も罹患しておりません。もちろん免疫機能はそれだけではありませんが・・・。

しかし、ビフィズス菌は0.3%しかございません。乳酸菌もゼロです(小腸の乳酸菌が検査結果に表れているかどうかは別にして)。

よって、菌のリレーの法則でいけば、糖化菌を投下しても、乳酸や酢酸を作る乳酸菌やビフィズス菌がいないとリレー出来ません(もちろん他の菌で乳酸や酢酸を生成している可能性はあります)。

そこで、私は腸まで届くビフィズス菌を種別ごとに管理しながら、体調(便の状態)に合わせて摂取しています。乳酸菌は植物性乳酸菌のラブレ菌や、乳酸菌が含まれる食物を摂取しています。

乳酸菌を摂り過ぎるのもSIBOの状態に陥ることもありますので、状態を見ながら摂取しています。

こうすることで、酪酸産生菌を育て、免疫機能をキープしています。

ちなみに、私の腸内細菌叢では、バクテロイデス菌>プレボテラ菌の関係にあります。理想としてはバクテロイデス菌を減らし、プレボテラ菌を増やしていきたいと思います。

酪酸産生菌の体に与える影響は明日お伝えできればと思います。