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高尾歳時記 2024年12月14日

 2024年12月13日付日経電子版の記事によると(*1)、この週末は強い寒気が南下して冬型の気圧配置が強まり、北日本から西日本の日本海側でこの時期としては10年に1度の大雪になるとともに、太平洋側は晴れの地域が多いものの、東京で最高気温が10度前後にとどまるなど寒い週末となる、とのことです。また、冬型の気圧配置のもとで大陸から強い寒気が流れ込むと、日本海寒帯気団収束帯(JPCZ)なるものが発生し、日本海側では大雪の可能性が強まることから注意が必要とのことです。

本日(12月14日)午前9時の天気図(注1)
本日(12月14日)正午の天気図(注1)

 この週末は冷えこむ予報でしたが、実は昨日金曜日のほうが寒さは厳しく、本日東京の最低気温予報は前日比+4℃の3℃とのことでした。確かに昨日はとても寒かったのですが、前日比+4℃とはいえ、高尾は極寒が予想されたこと、そして、今日は昨日より等圧線が狭まり北風が強まるとのことでしたので、入念に準備しました。

 夜明けの高尾山口駅前の気温は0℃。ものすごく寒いですが、準備はばっちりなので大丈夫です。この季節は、低温よりも低体温症の原因となる風のほうを心配しなければなりません。午後は若干風が強まったようなのですが、午前中は予想に反してほとんど風はなく、日向にでれば太陽に温められて快適な登山日和でした。

 紅葉の大混雑はおわり、本日の高尾山の人出は少々多めな程度。今日もぐるっと奥高尾を一巡りして、早い時間に下山しました。

早朝の高尾山口駅前を出発。気温は0℃。ものすごく寒いのですが、準備はばっちりなので大丈夫です。
夜間の冷えこみで霜がおりています。
フユイチゴの実が凍っています。
なにか、時がとまったような感覚を覚えます。
カエデも凍りついています。
クサイチゴの葉。冬の風情です。
霜のふちどりが砂糖菓子みたい。
ふもとではちょっとだけ紅葉が残っています。
川べりのモミジの色づきは最終盤。
いつものご来光!っといきたいところですが、空の低いところに雲がかかっていて、山の稜線から顔を出したお日様は隠れちゃっています。
わーゲンノショウコの花が凍っています。
ヤブコウジの実。クリスマスっぽい。
リュウノウギクは最終盤。葉が色づいてきました。
今年リンドウは豊作でした。
リンドウが終わると、春までお花はおあずけ。
紅葉したマルバウツギの葉。太陽に照らされてきれい。
おっとここにもリュウノウギク。高尾では最後に咲く野菊です。
相模湾方面の遠景。相模湾が太陽に照らされ光っています。
江ノ島のシルエットもばっちり。
(小仏)城山に到着。雲の影になっていますが、富士山きれいに見えました。
同じく城山山頂から、都心方面の遠景。今日は特に空の霞がなく、眺望はクリスタルクリア。都心のビル群越しの東京湾の向こうの房総半島まで、くっきり見えました。
一丁平の森の木々はすっかり葉を落としています。
一丁平の展望台から富士山。ちょっと雲が多くなってきました。
一丁平の紅葉は最終盤。
今年の紅葉はほんとうにきれいでした。来年も楽しみです。
ノササゲの種。マメ科の植物で、かわいい黄色い花を咲かせます。
高尾山山頂のカエデの葉はほとんど散っていました。
高尾山山頂から、富士山の遠景。すこし雲がとれましたね。
同じく高尾山山頂から、丹沢主脈方面の遠景。霞のないきれいな青空でした。
高尾山ケーブルカーの麓駅(清滝駅)に下山。カエデは半分以上散っていました。

*1
日本経済新聞 日経電子版 2024年12月13日
「日本海側、10年に1度の大雪恐れ 強い寒気「JPCZ」発生か」

閲覧日:2024年12月14日

(注1)
気象庁HP 利用規約に基づく表示

出典:気象庁HP 各種データ・資料 過去の天気図

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