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高尾歳時記 2025年1月5日

 年末年始、関東地方はこの時期らしい晴天に恵まれています。

 昨年の登り納めは12月28日の高尾でしたが、掉尾を飾る晴天となり、きれいな富士山も眺めることができました。年明け元日はコンディショニングのために長距離を走って、今年の登り始めは昨日4日、関東某所の峰々をがっちりトレランしてから、仕上げに今日は高尾をめぐってきました。ここ数年仕事が忙しくて遠征できていないのですが、今年はなんとか時間を見つけて縦走登山をしたいと思っています。来たる日のために、登山技術、体力と持久力はきちんと維持します。

 今朝は冷え込みが厳しくなり、早朝出発時点の高尾山口駅前の気温は零下3℃。山行中の気温も5℃を上回ることなく、こういう日は絶好のシモバシラの観察日和。果たして、今日もきれいなシモバシラの氷華をあちこちで眺めることができました。

 高尾山の人出は多め。初詣の来訪者が多く、また、学生や子どもたちの団体が大勢訪れていましたが、これも年始ならではの光景です。穏やかな年明けとなりました。

早朝の高尾山口駅前を出発。気温は零下3℃。ものすごく寒いですが、準備はばっちりしてきたので大丈夫です。
厳寒で霜がおりています。
植物もたくましく生きていますね。
凍りついたミヤマフユイチゴ。
ナンテンの葉にも霜がおりています。
クサイチゴの葉にも霜がびっしり。
ご来光!
森の彩りにとぼしいこの季節では貴重な、色づいたヤマテリハノイバラの葉。
こちらも貴重な、色づいたマルバウツギの葉。
コナラの幼木も色づいています。
モミジイチゴも貴重な彩りを添えます。
横浜方面の眺望。相模湾が朝日に照らされて輝いています。
先ほど見たのは霜がおりて凍りついた葉でしたが、日向のクサイチゴの葉はきれいに色づいています。
遠景には江ノ島のシルエット。
(小仏)城山から、富士山。きれいです。めでたい!
同じく城山から都心方面の眺望。ちょっと霞んでいますが、遠景は良好です。
一丁平の展望台からも、富士山きれいに見えました。
同じく一丁平の展望台から。江ノ島のシルエット。
シモバシラの氷華。
(9月中旬撮影)
シモバシラの花。冬になると地上部分は枯れて朽ちてしまうのですが、根は生きていて、地中から水分を吸い上げ続けます。すると、吸い上げられた水分が地上の枯れた茎から徐々に滲み出て、それが冬の冷え込みが厳しい夜間に凍りつき、さらに吸い上げられた水分により徐々に押し出されて成長し、氷の花になります。
昨晩の冷え込みで、大きく成長しています。
こちらも大きく成長していますね。きれいです。
こちらは綿菓子みたい。
こちらは大きくで、立派です。たくさん観察できました。
高尾山山頂に到着。ちょっと雲が増えてきました。
同じく高尾山山頂から、丹沢主脈方面の眺望。稜線はくっきり。

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