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【紅葉をもっと楽しむための知識】なぜ秋になると紅葉するのか

こんにちは
街路樹も紅葉をはじめ、街の風景もいよいよ秋になってきました。
今回は、「なぜ紅葉するのか」についてまとめます。

言われてみれば、黄色に紅葉(黄葉)する樹木と、赤く紅葉する樹木があります。

葉の色が緑なのは、「葉緑体が存在するから」というのは中学生で学びますよね。

では、紅葉している葉には何が起こっているのでしょうか。

そのカギは、クロロフィルにあります。


「クロロフィルって何??」
ということで説明すると、


クロロフィルは、植物や藻類に含まれる緑色の天然色素で、葉緑素と呼ばれています。
クロロフィルの役割は、光エネルギーを吸収し、光合成の化学反応を進めることです。
クロロフィルは葉緑体の中に存在し、チラコイド膜に包まれて存在しています。

なぜ、クロロフィルがこの紅葉に関係しているのか。

それは、一言でいえば、クロロフィルが緑色をしているからです。

【黄色に紅葉(黄葉)するときに葉の中で起こっていること】

黄色に紅葉(黄葉)するときは、葉の老化とともに、クロロフィルが分解され、緑色の色素が薄くなります。

もともと、葉の中には、クロロフィルとカロテノイドが8:1ほどの割合で含まれていて、そのうち、クロロフィルの割合が減ることで、カロテノイド色素が目立つようになり、黄色に紅葉(黄葉)します。

【赤色に紅葉するときに葉の中で起こっていること】

赤色に紅葉するときには、グルコースが葉に蓄積し、 

そこに、クロロフィルが分解されることによって緑色の色素で減り、鮮やかな赤色が目立つようになり、紅葉します。このとき、クロロフィルが上手く分解されないまま残ってしまうと、葉の色はきれいな赤にはならず、赤色と緑色が混ざって黒っぽい、くすんだ色に見えてしまいます。

つまり、きれいな黄葉・紅葉を見るためには、クロロフィルが分解されていることが必要なのです。

ちなみに、きれいな紅葉を見るための条件は、
・直射日光がよく当たること
・昼間と夜の気温差が大きいこと
・夏の晴れと雨のバランスがいい
などがあります。


一年を通して様々な気候の影響を受けて葉は成長し、秋にはきれいな紅葉を見せてくれるのです。

まさに自然の賜物!!

今年の秋は紅葉の仕組みを理解して紅葉狩りに行けば、もっと楽しめそうです!!

最後まで読んでいただきありがとうございました。


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