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【ライターの仕事】ふと、チームっていいなあと羨ましくなる瞬間。

いつも私が惹かれるのは、暗闇から光がさす方へつながる風景

出身企業から仕事をもらい、編集部員さんが取材同行してくれる機会があって。

そこで、10年以上前(本当はもっと)に辞めた会社の「いま」を色々聞きました。自分が在籍した時の少し上の世代が、重役になっていて、知っている名前もちらほら。

私は長く一人で仕事をしてきたことを振り返る

会社員だった頃、隣にはいつも「ねえこれどう思う?」と問いかけられる同僚がいました。

リサーチに行って買ってきたケーキを、一緒に食べてくれる後輩もいたし。

毎日残業続きの日々、フラッと夜ご飯に行く仲間たちも。

クライアント関連のレセプション会場へ、営業担当や上司と訪問したり。

編集の仕事は基本的に自分のページをもち、それを個々で仕上げていく作業がメインでしたが、それでも「生原稿を読んでくれる上司(超怖いけど)」「企画にダメ出しする同僚」「完成原稿を回し読みする仲間」「広告担当の営業マン」「カメラマン」「ライター」などのいろいろな人の協力をあおぎ、一冊の雑誌を作っていく意識があったのです。

が。

フリーライターは孤独。

振り返っても誰もいないし、「写真どっちがいい?」と意見を聞く人もいない(我が家はパートナーもフリーっぽいのでその辺にいるため、声をかけることも)。

私の仕事のことは、私が選び、私が決める。その繰り返し。

孤独だから自由だし、明日何の仕事をしてもいい。今日のスケジュールも私次第。問い合わせが来るたび、それを受けるかどうかも私の気持ち次第(まず断るなんてことはないですが)。

ひとりでいる時間が好きで、原稿を書くために没頭する時間は、自分と対話を繰り返して言葉を紡ぐ。それが心地よいし、その時間がかけがえのないものだと感じています、今もずっと。


でも、たまにはチームがいい

しかし、フレッシュな編集者さんの「上司への尊敬」とか「チーム内の雰囲気」とか、いつも仕事をしている環境について話を聞くと。

チームで頑張る環境っていいなあ。とふと感じてしまいました。

振り返れば誰かいる(仲間が)。

そんな環境はとても羨ましい。

同じ社内に別の部署があって、全然違う仕事をしているけれど仲間がいる、という状況もいい(謎の理論。しかしそういうのがいい)。

ただ、私は基本的にひとりで仕事をしますが、「発注してくれる人」がいるわけで。その人たちと深く付き合いを重ね、チームっぽいものを築ける瞬間もあります。困ったら誰かが助けてくれることも多く、その存在に感謝したくなる。

それも、最初からチームだったわけではなく。

困るたびに誰かに声をかけ、「助けて」を繰り返し、少しずつ輪っかが広がっていく。これはあの人、これはこの人、あれはああしよう! みたいに縁がつながっていき、少しずつ「この仕事にまつわるチーム」が出来上がっていく。


おそらく「チーム」は作っていくもの


そう考えたら、「チームは自分の手で作っていくものなのか」と感じました。

私はひとりだけど、常に発注者がいて。取材に行くならカメラマンさんを雇い、デザイナーさんにも依頼するかもしれない。
仕事が生まれるたびに「チームのかけら」が生まれ、それを一回の縁で終わらせるのか、持続的な関係性を築くのかは、状況次第であり、私の姿勢次第なのかもしれません。

つい先日。仕事でご縁のある、コンサルタントさんの動画を見ていたら、

「パートナーが欲しかったから探していました。そこで出会った彼は、同じ目標、同じ価値観、同じスタンスを持っていて、何度も打合せを重ね、お願いすることにしたんです」

そういうコメントを見つけて。

それぞれ別の会社を持っているけれど、目標は同じ、経営者同士で意見を交換する。その上で唯一無二のパートナー。

ひとりではできることに限りがあるから、自分が不得手な部分を補ってくれるチームが欲しい。その考え方は、一理あるなあと。


となると、「チームは目標を掲げ、それを達成するために持続的な活動をする複数の人」と定義するならば。まずは目標がいるのでは? というとてもシンプルな結論に達しました。

5年後、10年後、どうなっていたいのか? についても、最近重い腰を上げて考えているところ。

まずはそこから。

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地方の出版社を経てフリーの編集ライターとして活動しています。
○地方でライターの仕事を続けるには
○単価アップを叶えるには
○そもそもライターってどんな仕事?
○編集の視点とライターの視点の違い
などについて、自分なりの解釈をしていきたいと思っています。




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ライター和田知子:CLANG CLANG クランクラン
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