PRENT

海外在住歴16年の夫婦です。留学カウンセラー資格保持。British Council Certified Agent。子供2人はイギリスの大学に進学したのち、ロンドンにて就職。インターナショナルスクール、海外大学・大学院進学・海外就職等についてリアルな経験をシェアします。

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最近の記事

イギリスの大学の学費は意外にお得???

イギリスの大学に通うためには総額どのぐらいの費用が必要になるのか考えてみたいと思います。 Fees(授業料)はどのくらいかかるのか イギリスの大学はコースを選んでapply(出願)するというお話は別の機会にいたしました。イギリスの大学のfees(授業料)はapplyするコースにより異なります。専攻により授業料が違う日本と同じですね。どのぐらいかかるのか、1年間のfeesの例を幾つか挙げてみます。 日本と同じで、理系のコースの方が文系のコースよりも高く設定されています。

    • 高いどころではないアメリカの学費

      アメリカの大学へ通うには合計どのぐらいの費用が必要かご存知でしょうか?トータルこのぐらいかかるって知ってますか? アメリカの大学に行くのに必要な費用 一口に費用と言っても項目は多岐に渡ります。以下は大学ウェブサイトのコストのページで挙げられている項目です。アメリカでは大学1年目は寮に入るのが普通なのでその費用が必ず入っています。 Tuition (学費、授業料) Housing (住居費、1年目はほとんどの生徒が学生寮に入るのでその寮費) Food (食費、キャンパ

      • 【必読】IBディプロマプログラムを取る前に知っておいて欲しいこと

        IB(国際バカロレア)ディプロマプログラムは、16歳から19歳の生徒が2年間かけてIBの所定のカリキュラムを履修するものです。プログラムの最後に世界統一で行われる最終試験を受けて合格すれば世界共通の大学受験資格である国際バカロレア資格が取得できます。と、さまざまな情報がウェブサイトなどに溢れています。 ですが、このプログラムを履修するかどうかを決める前に知っておいた方がいい肝心なことがあまり知らされていないと私たちは経験上思っています。 IBディプロマの仕組みを簡単に言うと

        • IB(国際バカロレア)取りますか?

          IBプログラムのミッション 今回はIB(International Baccalaureate)、国際バカロレアについて。IBについては検索すれば丁寧な解説がそれこそ山のように出てきます。そこで、ここではIBそのものについては簡単な概要に留めて、私たちが経験し感じたことを中心に書こうと思います。 まずはIBプログラムはどんなゴールを見据えて作られたものなのかを見てみましょう。下記はIBのサイトに掲載されているIBのミッションです。 「国際バカロレア®は、多種多様な文化の

          Peer tutoring opportunities as a student

          今日は"Peer Tutoring"についてお話しします。直訳すると”同僚学生による授業”ですが、わかりにくいですよね。要は授業内容をよく理解している学生が苦戦している学生の学習をサポートする制度です。”tutor”つまり先生役の大学生が他の大学生を個別指導しその生徒の理解を高めてあげるということです。私たちの子供が、通っていたイギリスの大学でこのTutor役を経験したので知ることとなりました。日本にはない制度だと思います。大変驚きました。何とTutorをやると大学側から時間

          Peer tutoring opportunities as a student

          アメリカの大学 vs イギリスの大学

          アメリカへ進学するか、イギリスへ進学するか。悩むところですよね。 簡単にアメリカとイギリスの大学の違いをまとめてみようと思います。 卒業までの年数 アメリカの場合、学士課程4年、修士課程2年。 イギリスの場合、学士課程3年、修士課程1年(ただし日本の文部省のカリキュラムの高校卒業の場合は加えて1年間のfoundation courseが必須となる。学士課程とトータルすると4年となる) Major(専攻) アメリカの場合、大学そのものにapply(出願)するという感じな

          アメリカの大学 vs イギリスの大学

          子供たちが英語を覚えるまで その4

          Preschoolに慣れ始めてから 2ー3日もすれば泣くこともなく、楽しくPreschoolに通うようになりました。 工作の時間は、Fine Motor Skillsと呼ばれる手先や指先の運動能力を高めるアクティビティを主体としたものでした。具体的には描いたり、切ったり、貼ったり、つまんだり、通したりといった動作を含むアクティビティです。このような動作をすることで日常に必要な行動ができるようになり、また脳の発達にもいいのだとか。クラスルームには幼児用のエプロンが用意されてい

          子供たちが英語を覚えるまで その4

          School OPEN HOUSE

          親が試されている? 私たちの子供達が通ったインターナショナルスクールでは、年度の初めに先生方が保護者に対して行うOpen Houseと称する説明会がありました。先生自身の自己紹介に始まって、担当する教科の概略、生徒達の修得すべき学科内容、基本的な指導スタンス、昨年の生徒達が作成したリポートやグループワークの紹介、宿題などの有無や程度などなど、結構多岐に渡ります。 IBディプロマを履修している場合は、1年間で6教科を学びますから、6人の先生方からそれぞれ上記の説明を受けるこ

          School OPEN HOUSE

          子供たちが英語を覚えるまで その3

          上の子の学校生活が落ち着きつつあったので、下の子の幼稚園(Preschool)探しを始めました。 Preschool探し 下の子は、週末に日本人補習校にある乳幼児親子クラスに通っていました。日々の生活は、基本はおうちで遊び、買い物や上の子の用事で一緒にお出かけという日常でした。大好きなディズニーチャンネルのMickey Mouse ClubhouseやLittle Einsteinを観ながら英語でマネし始めたので、英語への抵抗が少なくなってきたのではと思いました。徐々に新

          子供たちが英語を覚えるまで その3

          イギリスの大学のconditional offerとは?(条件付き合格)

          イギリスの大学からの合否の通知は3種類あります。 Conditional Offer(条件付き合格) Unconditional Offer(無条件合格) Unsuccessful(不合格) Conditional Offerとは 合格の通知はほとんどがConditional Offerとして来ます。 イギリスの大学にapplyするにはEntry Requirementsがあると他の記事で書きました。このEntry Requirementsを満たすためには公式な試

          イギリスの大学のconditional offerとは?(条件付き合格)

          子供たちが英語を覚えるまで その2

          大泣きの初登校が終わってからの続きです。 ESLが始まる Day 2です。学校へ行ってくれるかすごく心配でしたが、日本人がいることに安心してか渋々ですが出かけました。その日から、国語(English)や社会(Social Studies)等、英語ができないと難しい授業の時は正規のクラスを出てESL(English as a Second Language)の部屋で英語を集中的に習い始めました。たまたま同レベルの子供がいなかったので、マンツーマンでみっちり勉強させてもらいま

          子供たちが英語を覚えるまで その2

          世界大学ランキングの正しい見方

          みなさん、知らない大学のことを調べるとき、名前は聞いたことあるけど詳しく知らないとき、ネットで検索すると思います。そんな時に出てくるのが「タイムズ等の世界大学ランキングで何位の大学で…」だと思います。メディアが説明する時にも必ず出てきますよね。「世界のトップ50以内の大学かすごいなぁ。」と感心したり、「東大より上のランクなんだ!」と驚いたりすることは多いと思います。ですが、何がすごいのか、何が他より上なのかを正しく理解している人は少ないのではと思います。 子供達が高校生の年

          世界大学ランキングの正しい見方

          子供たちが英語を覚えるまで その1

          私たちがアメリカに異動になったのが、上の子が幼稚園年長さん、下の子が幼稚園デビュー前でした。両親が英語ペラペラなわけでもなく、英会話クラスに通った経験もなく、突然現地の学校に通うことになってしまった子供たち。どうやって英語を覚えていったのかを思い出してみました。 アメリカ引っ越し前 幼稚園年長の上の子は、アメリカではFirst Gradeとなりバッチリ義務教育が始まっている年齢です。当然学校に通わなくてはなりません。元々現地校に通う方針でしたが、念のため確認してみると、私

          子供たちが英語を覚えるまで その1

          海外駐在でのインターナショナルスクールの選び方 その2

          できる限り見学に行くべき 志望先を何校かに絞れたらできる限り見学に行くことを強くお勧めします。実際に訪れてみると、良くも悪くも学校の雰囲気が良く分かります。私たちは必ず2−3校見学しました。Admissions Office(入学課)の人が説明・案内してくれるのですが、その時の対応からもその学校での子供たちの未来の学校生活が伺えます。 在校生の雰囲気 学校の規模・立地・施設 在校生の国籍のバランス 課外活動の種類 履修できる外国語の種類(日本語があるか、継続して

          海外駐在でのインターナショナルスクールの選び方 その2

          海外駐在でのインターナショナルスクールの選び方 その1

          我が家の場合、家族はいつも一緒に暮らすものと考えていました。また勤めていた会社のリロケーションポリシーも海外アサインメントは家族帯同が当然という考え方を前提にしていたので、単身赴任の選択はありませんでした。ですから、異動があるたびにまず頭を悩ませたのは子供たちの学校選びでした。今回は、その経験を踏まえて、海外での学校選びについてお話しします。 日本人学校かインターナショナルスクールか 異動先が都会の場合は、日本人学校がある場合があります。その場合は日本人学校も選択肢に入っ

          海外駐在でのインターナショナルスクールの選び方 その1

          アメリカのお父さんは大変

          Japanバブルの最終期、言い換えればバブル崩壊直前に社会人となった私ですが、当時は日本人の超ハードワークと異常なまでの勤勉さが日本経済の原動力などと言われ、それとは対極に、欧米、特にアメリカの人達はあまり働かないと言われていました。 2000年代の半ばにアメリカに転勤となりました。幼稚園の年長さんの上の子、来年幼稚園デビュー予定だった下の子を連れて妻とともにアメリカでの生活をスタートさせました。 上の子は現地の公立小学校(Elementary School)へ転校生とし

          アメリカのお父さんは大変