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波に乗った人生を生きるシンプルでパワフルな方法・実践編⑥(直感を信じる)
今回のテーマは「直感を信じる」です。
最後に決め手となるのは、やはり「直感」だと思います。
頭であれこれ論理的に考えたり、
過去の経験と照らし合わせたり、
周囲からのアドバイスを参考にしたり、
私たちは、様々な方法で情報を精査したり、状況を分析したり、それをもとにある判断を下したりが出来ますが、
イマイチ決定打に欠けたり、
モヤモヤとした感じが残るときは、
自分の感覚を信じてみる、という可能性もあります。
ガットフィーリングと呼ばれる、お腹(丹田)の感覚は、ときにどんなに論理詰めで考えるより、何人・何十人もの意見を聞いたりするよりも、自分にとってベストの答えを確実に教えてくれます。
実はお腹は、多くのことを私達に訴えてくれているのでしょう。
私自身も、何か大切な決断をするとき、何かを選択しないといけないときには、この自分の中の感覚である直感を信じるようにしています。
勿論、直感は直感で、自分自身にしかわからない感覚ですし、
もしかしたら気のせいなのかも、とか
非科学的だ、とか
思うこともあるかもしれませんが、
この「直感」は味方につけられると無敵だ、と私は思います。
私がこの直感に助けられたなと思った場面は数え切れないほどです。
例えば、パートナー(後に人生のパートナー)を決めた局面。
今の主人か、もう1人の人か、という迷いがあったとき。
自分のタイプや、理想とするライフスタイル、全体的な相性を考えたとき、どう考えてももう1人の相手の方が、私の好みでした。
でも、どうしても、「腑に落ちない」というか、ザワザワ落ち着かない感じがして、自分から距離を置くことにしたのですが、ずっと後になって、自分の「何か違う」という感覚を信じてよかった、と思う出来事がありました。
そして、今の主人と出会ったときも、初対面で私の好みではない、と思ったのですが、何となく距離を置こうとすることが出来ず、お互いが燃え上がるほど好きだったということは全くないまま(笑)、気づいたら結婚していました。
何となく、「信じられる」というのが決め手でした。
目の前にいる2人の子どもたちを見ていると、私は自分が下した決断で間違っていなかったな、と思えます。
他にも、直感で選んだ経験としては、今住む街で住むエリアを決めたとき。
主人にとっても私にとっても初めての場所で、知り合いもおらず、地域の特性がわからないまま住居探しをしました。
私たちの住むドイツの都市では、同じ街の中でもエリアによって大分雰囲気が違います。
私たちはえいや!で条件の合いそうな物件を選んでいたのですが、内覧させてもらった物件で二者択一となったとき。
結局、最終的に決めた物件でない方が部屋数も多く、広かったのですが、何となくエリアが好きになれませんでした。後から、そのエリアの近くには、ドラッグが売買されたり、合法の売春宿が連なるレッドゾーンがあることを知り、「なるほどな」と腑に落ちた感じがしました。
またその後、探していた訳ではないけれど、たまたま見つけた新築分譲物件にピンっと来て、物件情報を得てから最終的な契約まで1ヶ月で全て行ったということもありました。
計画になかった大きな買い物に、主人も私も、本当にこんな短期間で決めてしまっていいのだろうか?と何度も話し合いましたが、結局直感を信じることにし、引っ越して6年経った今でも、後悔は全くありません。(ちなみに、我々が購入したあと、ドイツでは不動産バブルがやってきて、不動産価格が高騰したので、買ったタイミングもギリギリセーフ、でした)
色々と私の経験をご紹介しましたが、その「直感」は鍛えることは出来るのでしょうか?
答えは、YESです。
「直感を信じる」ためには、その感覚を研ぎ澄ますことが必要だと思います。
私が実践していることは、以下の通りです。
◎食べ物
以前の記事に詳しく書いてありますので、御覧ください。
◎身体を動かすこと
私が行うエクササイズは、ヨガ、バレエ、YouTubeのフィットネスプログラム、ランニング、散歩です。
怠けてしまうこともありますが、やはり身体を動かしていないと感覚が鈍くなるというか、頭もシャキッとしなくて気持ちが乗らなくなります。
身体を動かして、汗をかいたり、心拍数を挙げたりすると、全身に血がめぐるのが分かり、細胞が喜んでいる感じさえします。
何より、普段、頭で色々と考えがちになりますが、身体を動かすことで頭の中がクリアになり、また色々な感覚が敏感になってきます。
子どもがいると、なかなか運動するための時間確保が難しいと思い込んでいて、なかなか生活リズムに運動を加えられずにいる期間がありましたが、例えば自宅で出来るフィットネスは子どもが遊んでいる横で行ったり、朝ランニングへ行く際は、主人に子どもたちを任せて自分だけの時間を楽しんだりしています。
私の場合は、40歳を過ぎた頃から、代謝が悪くなってきたなぁと感じており、そちらの対策としても、運動は欠かせないと思って取り組んでいます。
◎瞑想
自己流の瞑想をするようになったのは、20代の頃ですが、ようやく最近になって自分なりの「型」が完成してきたように思います。
スピリチュアル的、宗教的な瞑想から、マインドフルネス瞑想など、手に入る情報は様々ありますが、色々と試してみて、自分に一番あった瞑想を取り入れていくといいと思います。
瞑想の利点は、色々なところで謳われていますが、私自身も瞑想の効果を感じています。
私は、夜寝る前に瞑想するのですが(1日の中で最も好きな時間です!)、これは夜、寝るのがどんなに遅くなってもするようにしています。
「睡眠を削ってでも瞑想を!」
と昔言われたことがあるのですが、確かに、深い瞑想状態に入ると、それだけで睡眠と同じような効果を得られる気がしています。
私の場合は、
・頭がスッキリする
・睡眠の質が上がる、スッキリ起きられる
・集中力が増す
・心のバランスが崩れそうになっても、短時間で自分の中心に戻ってこられるようになる
・探っていた答えが思わぬ形で頭に浮かぶ
などの効果を感じます。
「瞑想」と聞いてもさほど怪しまれない時代にもなりましたし、実際自分が体験してみて、この習慣は、まだ実践されていない方に是非お勧めしたいと思います。
◎自然に触れる
私にとって、自分自身であるために必要なことは、自然と触れていることです。
日本に住んでいた頃は、都内に住み、毎晩遅くに帰宅し定期的に週末にも仕事が入る生活でした。
当時、心も身体も悲鳴をあげていたのですが、これではいけない、と空いている週末は日帰りで行ける山に登ることにしました。
たいてい、学生時代からの友達複数と行っていたのですが、運動としての登山も好きでしたし、ただただ自然の中に身を置いて、ひたすら歩みを進めていく行為が瞑想状態に近く、忙しさで荒んでいた心が癒やされていくのを感じました。(そして下山してからの温泉や蕎麦なども楽しみのひとつでした)
私は海や湖なども大好きですが、今住んでいるドイツの街は海からは大分遠く(一番近い海へも600キロ位掛かります・・・)、近くに山らしい山も(そして温泉も蕎麦も・・・)ないのですが、森だけは至るところにあります。
自宅からも歩いて行ける範囲に森があり、そして大きな川もあります。
自然チャージが必要になると、たいていは近場の森へ散歩に行ったり、ランニングをしたりして、自然の力を貰っています。
また、自宅の庭から空を見上げるだけでも、いい気分転換になり、ちょっと一息つきたいときは、空や木々を眺めています。
私にとって、自然に触れることは、自分自身が癒やされるということもありますし、自分が大きな全体の一部であると再確認するために必要な儀式のようなものでもあります。
自分自身でいられると、自然に感覚も研ぎ覚まされていくのを感じます。
◎一人になる
今は、現実問題なかなか出来ないのですが、一人になることを重要視しています。
昨年3月からもうかれこれ10ヶ月、主人も在宅ワークになりました。そして子どもも、春に3ヶ月の休校、学校が再開しても2回の自宅隔離(同じ学校クラスで陽性者が出たため予防的措置)、そしてまた12月から学校や保育所が閉鎖され、今に至ります。
常に家族4人で自宅にいる生活で、正直しんどいことも多いです。
私はもともと一人っ子なので、常に一人でいることが普通でした。そして一人でいることが心地よく、大好きで、一人の時間は必ず確保してきました。
現在のパンデミック下で、なかなか一人時間が取りづらくなってしまいましたが、ちょっとしたときに、例えばスーパーの買い物や、ランニング、入浴など、何とか一人の時間をたとえ数分でもとるようにしています。
また、感染が一時下火になった昨年夏には、一人でお隣の国フランス(といっても、うちから1時間半でもう国境なのですが)まで1泊2日旅行をして、本当に充電出来た!という感覚がありました。
色々と考え事をしたり、少し先のことを考えたりするのに、私の場合は一人でいることがとても大切なのです。
◎大好きな場所へ行く
こちらも、現状下ではなかなか難しいのですが、自分が好きだと思う場所に赴くことも、自分のエネルギーチャージに繋がるのでお勧めです。
所謂パワースポットではないですが、自分が心地よいとか、雰囲気が好きだとか、なぜかわからないけど懐かしい感じがする、ような場所は、もうその人にとってのパワースポットなのだと思います。
そういった、自分が気持ちよくなれる場所にいると、自然と直感に繋がりやすくなります。
自由な行き来が難しい現状ですが、そんなときは、ただ、その場所のことを思い浮かべたり、写真などがあれば写真を眺めたり、空想するだけでも、心が穏やかになっていきます。
以上、長くなりましたが、今回は「直感を信じる」というテーマでお伝えしました。