フードバンクで起きている食糧不足とは… フードロス注目記事〈2024年5月4日~5月17日〉
「食」に関するPRを多く手掛ける株式会社ppcでは、一昨年より『フードロス削減プロジェクト』をスタート。
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47回目となるフードロスまとめ。
前回46回目では「フードシェア」の記事を取り上げましたが、今回は「フードバンク」に関する記事をいくつかご紹介します。
最近ニュースでよく目にすると感じている方も多いかもしれませんが、今この「フードバンク」が食糧不足に瀕している、そんな記事です。
■物価高が直撃、フードバンクで食糧不安点寄付減少の一方で利用者増加「支援の幅が制限される」
読売新聞オンライン 5月5日
■「去年の100分の1に…」”物価高騰”でフードバンクの需要増加も…備蓄食料品数が激減【新潟】
FNNプライムオンライン 5月16日
食品だけはなく生活必需品やインフラなどあらゆるものの金額が上がり続け、物価高に歯止めがかからない昨今。
この物価高により”家庭からの食品提供が激減”する一方”必要とする人は増加傾向”だそうです。
今までは何かしら提供できていても、物価高によるダメージが続き提供もままならない…そんなご家庭が増えていることは想像できます。
そして今までフードバンクからの食品提供を受けていた方々にとって、フードバンクからの提供を受けられないことは大変な痛手だと言うことも想像に難くありません。
このような記事を読んで、企業や家庭からの提供や支援で成り立っているフードバンクは、今のような物価高騰が続くと存続していくのがとても難しいボランティアなのだなと改めて感じました。
しかし、消費者庁が2020年に発表した調査報告によると、日本のフードバンク団体の数が252に対して、アメリカは1300以上、イギリスは2000以上、フランスも5400以上のフードバンクなどの食料支援組織があるとのこと。
この中で1番少ないアメリカでも日本の約6倍のフードバンク団体があり、日本は先進諸国の中でも飛び抜けて少ないのがわかります。
日本と海外のフードバンク団体の数の差から課題が浮き彫りになっているように感じました。
大前提として私たちが食料提供を続けていくことはもちろん大切です。
しかし物価高騰のたびに同じような事態に陥りかねないことを考えると、一般家庭や企業からの食料提供に頼るだけではない何かが必要なのかもしれません…。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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