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規格外の食品が”粉”や”炭”に生まれ変わる フードロス注目記事〈2024年10月26日~11月8日〉

「食」に関するPRを多く手掛ける株式会社ppcでは、『フードロス削減プロジェクト』を行っています。
フードロスに関するニュースや、フードロス削減に取り組む学生団体等へのインタビューを発信し、ご覧いただく方にフードロスをより“自分事”として捉えてもらうべく、日々活動を行っています。

59回目となるフードロスまとめ。
フードロス削減でよく見るのが「規格外品を利用して新しいものに生まれ変わらせる」という方法。
以前にも野菜の外葉などをクレヨンに、お米を箸に生まれ変わらせたという記事をご紹介したことがありますが、今回も規格外とされたものを”粉”や”炭”に生まれ変わらせた例をご紹介します。

■パウダー野菜で世界のフードロス削減に貢献(日本、フランス
日本貿易振興機構 11月5日

例えば曲がってしまい袋に入れることができないきゅうりなどは市場への出荷基準を満たさず規格外品となってしまうそうです。
野菜で言うと規格外品は3割程発生してしまい、農家が抱える問題となっています。
そこで大分県のとある企業は、従来廃棄していた野菜をパウダー状にして販売しフードロス削減に貢献しているとのこと。
パウダーにすれば規格外も関係なくなる…つまり廃棄される必要もなくなるというわけです。

■炭に変身、バナナの生きる道 ドール、廃棄品使い食品ロス減
朝日新聞 11月8日

こちらは野菜と同じように規格外となってしまったバナナを使用したフードロス削減方法。
皮が傷ついたり大きすぎるバナナは販売が難しく、産地であるフィリピンでは年間約2トンが廃棄されているそうです。
2021年から行っている「もったいないバナナプロジェクト」の一環として、この”バナナ炭”が生まれ、木炭より火がつきやすいことから来春にもバーベキューなどレジャー向けに販売を目指しています。
ちなみに現地フィリピンでは土壌改良に使用としているとのことです。

見た目に多少の難があっても味は変わらずおいしい…それがわかっているので最近は規格外品でも店頭に並び、通常より安く買えることも増えてきました。
しかしその反面やはり見た目がよくない規格外品は、そのまま廃棄されてしまっているのも現実です。
粉や炭になってしまえば確かに規格外も流通に乗る品も関係なくなり、新しい活用方法も生まれます。
様々なアイデアが出てくる規格外品の活用方法、皆さんも是非注目してみて下さい。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
弊社noteでは今回の記事だけでなく、フードロスに関するさまざまな記事を発信しています。
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