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POSH WELLNESS LABORATORY
2024年7月25日 11:03
入眠時、深部体温が下がることで入眠が促されます。今回は、温度の高い夏に睡眠に与える影響について少しお話したいと思います。 手足の温度が上昇している夏は環境温が高いと熱は放散しにくくなります。その理由の一つに、温度勾配がないから熱の移動がないこと。もう一つは、日本が高温多湿であり、発汗しても汗が蒸散しにくく(無効発汗)、熱を蒸散しにくい特徴があるからです。その時の寝床内の湿度が80%まで上昇
2024年7月5日 12:09
私たちの体温は一日中一定でしょうか?実はそうではなく、1日の中でサイクルがあります(概日リズム)。日中は、交感神経が優位になり、深部体温や血圧は上がり、覚醒度が上昇、活動が向上します。 下の図は私たちの一日の深部体温(皮膚の温度ではなく、心臓や脳などの身体の深部の温度) のサイクルになります。夕方から夜にかけてが最も高く、就寝前の時間になると、深部体温を下げ、覚醒度は低下し、眠る準備をし
2024年6月18日 16:08
呼吸レスとは、呼吸が極端に弱くなっている状態のことを言います。寝ている間に無意識に発生しやすい呼吸レスは、放置していると、たくさん寝たのに眠気が取れず、仕事中や授業中に居眠りしてしまったり、最悪居眠り運転による交通事故を起こしてしまったりなど、日中の生活に大きな影響を及ぼします。そして、日中の眠気だけではなく、生活習慣病が発生しやすかったりと、長期的な健康にも影響があります。なぜ呼吸レ
2024年6月25日 12:29
アルコールには中枢神経の抑制作用があり、寝つき自体はよくなります。しかし、量が多くなると発揚効果から覚醒をもたらし、睡眠中にさまざまな悪影響を及ぼします。①アルコールが体内で分解されるとアセトアルデヒドという物質が生成されます。アセトアルデヒドは末梢の血管拡張作用をもち、むくみが発生します。鼻腔や咽頭でも血管拡張、むくみが発生します。これにより上気道が閉塞しやすくなります。その結果呼吸がしづ