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創作から生活へのアプローチ,生活から創作へのアプローチ
演劇を始めてから10年が経つ。最初は俳優をやっていたから、劇作家・演出家であることを始めてからは7年くらい。
10年というのは途方もない時間ですね。ふと振り返ってみると思うことがたくさんあります。
5〜7年前の自分が演劇のためにつけていたノートブックをひさしぶりに見返して、過去の自分から教わることの多さに驚愕しました。2021年の末に、僕は、今までろくにしてこなかった過去の資料のかえりみをしてみたんです。
かえりみの末にできあがったのが『斗起夫 -2031年、東京、都市についての物語-』という作品です。
この作品を上演した2022年の目標が、生活と創作をつなげること、でした。具体的に言うと、
第一に、僕が日々おこなっている創作活動の成果(作品)を、生活の界で出逢う人々に見せて理解できるようにパッケージングするということ(これが創作から生活へのアプローチ)。
第二に、自らの観念をもとにして創作するのではなくて、僕が実際に生活の界で出逢った人・物・事から影響を受けて創作する(これが生活から創作へのアプローチ)。
また、第二のアプローチの際には、生活の界で出逢った人・物・事のことを想いながら創作をすることが重要であると、『斗起夫』の上演を終えた今、考える。
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